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| スイス&ハンガリーの旅●13日目 温泉湖にプカリと浮かぶ | |||||||||||||||||||||||||
(7月3日) きょうはブダペストを飛び出して、西部にある温泉湖へーヴィーズまで日帰りで行く。私の乗るインターシティは全席指定。1等と2等があり、もちろん私は2等車で2106フォリント。1等は2939フォリントなので、それほど差はない。
天気は不安定だ。発車してすぐに激しい雨が降り出した。しばらくしてバラトン湖(温泉湖じゃない)が車窓右側に見えてくると、晴れてきた。濡れた木々の間から木漏れ日がが走って美しい。あちこちに別荘のような家が散在していて、ここらへんはリゾート地らしい。停車するたびに家族連れや若者のグループ客らが減っていく。ケストヘイにはほぼ定刻に到着した。ホームの向こう側には保存鉄道なのか小さなSLが停まっている。客車と食堂車もレトロカラフルで微笑ましく、写真を撮っていたら駅を出るのが一番最後になってしまった。
ここで帰りの足を確認する。バスと列車を乗り継ぐのは面倒くさいので、できれば直通バスでブダペストまで帰りたい。壁に貼ってある時刻表をみたらバスは6時、9時15分、10時50分、14時35分、14時45分、16時20分の6本。窓口の人と筆談・身振り手振りを交えて話した結果、14時35分のブダペスト行きのバスがちゃんと運行されることだけは分かった。それに乗るつもりで温泉に向かう。 入場券は3時間券と1日券の2種類。3時間券にした。ここに来ている観光客はドイツ人が多いらしく、周りの人たちはほとんどドイツ語で話している。天然の湖の水が温水プールみたいに温かいというのは不思議でしょうがない。浮き輪をしてプカリプカリあてもなくさまよう。自分で持ち込んだ浮き輪などを使っている人もいる。何も使わずに必死こいて泳いでいる人も数人見かけた。
それでも門までは100メートルほど外を歩かないとならない。時間までに門を出るには雨の中を走るしかない。傘なんて持ってこなかったので、雨がちょっと弱くなった瞬間を見計らって全力でダッシュ。門を出たところでまた雨宿りだ。雷鳴もとどろき、本格的な雷雨になってしまった。バスが出るまでに時間はたっぷりあるけど、周辺をぶらぶら歩いてみたかった。かなり濡れながら近くのカフェに入り軽食を取る。同じことを考えている人たちで店内は満員だ。 雨がやんだころにブダペスト行きのバスが乗り場に入ってきた。白くて新しそうなバスだ。乗客はどうみても皆ハンガリー人。外国人旅行者はレンタカーで旅している人が多いのだろうか。朝方の列車の中でも外国人らしい人はいなかった。
おまけにルートも列車とは違う。最初は『バラトン湖が右手に見えるってことは近道だな』とにんまりしていたのだが、湖が見えなくなると車窓からの風景にも飽きてくる。今になって考えてみると、1日に6本しかないバスが14時35分と14時45分と10分違いで出るのがおかしい。ひょっとして14時45分のバスが直行バスだったのかなぁなどと思っても後の祭りだ。 何十回も停車しながらTapolca、Vespremといったちょっと大き目の町に立ち寄ると、乗り降りする人が一気に増える。地方都市は灰色の町並みでいかにも旧共産圏といったところ。途中下車したくなるようなところじゃないが、実際はこういうところに普通のハンガリー人の暮らしがあるのだろう、などとバスの色付きガラス越しに考える。ノロノロ進んでいたバスもSzekesfehrvarで最後の乗り降りがあったあとはようやく高速道路に乗ってブダペストへ。スピードアップしてホッとしたのも束の間、ちょうど帰宅ラッシュに遭ってしまった。再びノロノロ運転になりながらもドナウ川を越えたらまもなくネープリゲト・バスターミナル。4時間半かかった。国際便も出ているバスターミナルにしてはこじんまりしていて、ほかのバスも停まっていない。 バスターミナルを見物している時間はない。あわててブダペスト中心部に戻る。どうにか夫との待ち合わせ時間に間に合ったとほっとしたら、夫がまだ来ない。なんだ、こんなに急ぐことはなかったじゃない。2人で食べるハンガリー最後の食事は中国料理になった。明日は夫が一足先に帰国、私はエゲルに向かう。→14日目に進む |
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