注:円換算の価格は店頭レートではなく、実際に両替したレート(手数料含む)になっています。
(6月26日)
インターラーケン(09:40発)−【ハルダークルム鉄道 】−ハルダークルム−(09:55ごろ着/10:30発)−【ハルダ−クルム鉄道 】−インターラーケン(10:45ごろ分着/11:05発)−【BOB 】−ラウターブルンネン(11:25着/発)−【WAB 】−クライネシャイデック(12:10着)−【ハイキング 】−メンリヒェン(14:30発)−【ロープウエー】−ヴェンゲン−【ハイキング 】−ラウターブルンネン(16:35発)−【BOB 】−インターラーケン(16:55着)
水のしたたり落ちる音で目が覚めた。あれ、誰かがシャワーを出しっ放しなのかな? 違う。シャワーはこの階にはないはずだ。次の瞬間、窓の外の豪雨に気が付いた。連日の猛暑で窓を開けたまま寝ていたから、とにかく閉めなくては。そのうちに風も強まってきて『大型で強い台風』みたいになった。山の嵐は強烈だ。窓ガラスが割れないかとビクビクする。夜が開けているのに外は真っ暗。あたりの山はまったく見えない。この分じゃきょうは出かけられそうにない。もう一度寝直すことにした。
 |
7時半ごろになったら雨も小止みになってきた。外を見ると、強風で折れた木の枝が道のあちこちに散らばっている。雨がやんでから宿を出たので、きょうは随分遅いスタートになってしまった。それでも、出かけられるだけマシか。目覚めた時点ではきょうの観光はまったく諦めていたもんね。
|
| 雨が小止みになったところを宿の窓から撮った。左下の水色に見えるものは雨合羽を着て自転車に乗っている人 |
まず、昨日はとんぼ返りで何も見られなかったハルダークルムへ。ついさっきまで、宿の窓と大して変わらない高さに雲があったのに随分高くなり、だんだんと晴れ間がでてきた。どうにかきょうも観光できそうだ。そもそもきょうは夫と別行動になって1人でハイキングをする予定。雨に降られたらすべておじゃんなのだ。ハルダークルムは標高こそそれほど高くないけれど、トゥーン湖が見えるなど、ほかの場所とは少し違う景色がみられたので行ってよかった。
| インターラーケンに引き返し、ここ数日と同じルートでラウターブルンネンへ。線路沿いの川はいつにも増して流れが速い。色はいつものセメント色。これが湖に流れ込むときれいな青緑色になるのが不思議でしょうがない。空はどんどん明るくなってくる。雲も多いけど、青い部分はきのうよりもきれいなぐらいだ。ラウターブルンネンでクライネシャイデック行きのヴェンゲンアルプ鉄道(WAB)に乗り換える。クライネシャイデックに着いたら、ユングフラウの展望台がくっきりと見えた。なんだ、私たちが行ったときよりも天気がいいじゃん。朝方天気が悪くても諦めちゃいけないんだな。 |
 |
| セメント色の川はあふれそう |
駅の裏を少し登ったところでベンチに陣取り持参のお弁当を食べる。ここから夫と分かれて別行動をする。夫は登山鉄道の撮影、私はメンリヒェンまでハイキングだ。お弁当を食べ終わったころ、ちょうどメンリヒェン方向から歩いて来た日本人のグループがいたので道を聞いたらほぼ平らとのことで安心する。
 |
歩き出してすぐにちょっと後悔した。というのも、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3峰は私の背後にある。景色を楽しむにはいちいち後ろを振り返らないといけないのだ。このルートをハイキングする人がいたら、メンリヒェンからクライネシャイデックに向かうことをお勧めする。ハイキングルートはよく整備されていて、特にトレッキングシューズは必要ない。スニーカーで十分。履きなれていれば革靴でも歩けそう。というのもベビーカーを押してあるいている人もいるぐらい平坦なのだ。、こんな簡単に歩けるハイキングルートのすぐ近くに、何人もの登山家が命を落とした難所、アイガーの北壁があるなんて信じられない。恵まれたハイキング環境にいたく感動した。
|
| お弁当を食べた地点。中央の建物があるところがクライネシャイデックの駅 |
ルートのところどころには簡単なベンチもあり、休息できるようになっている。途中に水場はないけど、ゆっくり歩いて1時間半程度の道のりだから問題ないはず。逆ルートで歩くハイカーが多いからか、ひっきりなしに「Hello!」と挨拶していた気がする。アジア人の場合日本人かどうか1目じゃ分からないので全部ハローで済ませていたけど、「こんにちは」と返されることも多かった。 |

|
 |
| 休憩するハイカーたち(左)とハイキングコースの向こうに見えるアイガー北壁(右) |
のんびり歩いて写真を撮ったりしているうちに1時間半弱でメンリヒェンに到着。健脚を自負している私とすればまだ歩き足りない。ちょうどエンジンがかかってしまったところだ。 夫とは夕方に宿で落ち合う予定なので時間はたっぷりある。地図を見て検討した結果、メンリヒェンからロープウエーでヴェンゲンまで降り(きのうと逆ルート)、そこからラウターブルンネンまで歩くことにした。とりあえず、ヴェンゲン駅前のCOOPでチョコとパン2つを2.5フランで買い、おやつ代わりにする。
 |
あとで考えると、メンリヒェンとヴェンゲン間を歩いた方がよかったかもしれない。というのも、ヴェンゲンまで降りてしまうと、かなり標高は低くなる。そこからさらにラウターブルンネンまで歩くのは下り坂で楽だと考えたのに、景色のことまで考えていなかった。もう山々は見えず、木々の間からラウターブルンネンの駅が見え隠れするぐらいなのだ。ちょっとガッガリ。
|
| スイスの郵便ポストは黄色い |
| それでも途中でWABの線路を越える地点があり、そこで電車をまって写真を撮った。私のほかにも鉄道マニアらしい男性がいたので挨拶して少し話す。どうも現地の人みたいだ。明日はブリエンツ・ロートホルン鉄道に乗る予定だと話すと、「いいニュースと悪いニュースがある」という。「いいニュース」とは6月いっぱいは正規運賃の半額で乗れること、「悪いニュース」とはピークシーズンではないため蒸気機関車じゃなくてディーゼル機関車が押すことが多いことだという。そんな〜。各種ガイドブックには蒸気機関車の写真しか出ていないのに? この男性、「電話して確かめた方がいいかも」と言っていたけど、こちらは限られた日程で旅しているわけで、蒸気機関車の走る日を選んで乗れるわけじゃない。明日は行ってみるしかなさそうだ。 |
 |
| ラウターブルンネンに向かって降りて行くWAB。後ろに見えるのはシュタウプバッハの滝 |
 |
ヴェンゲン−ラウターブルンネンの間は下る一方とはいえ、かなりの急坂もあった。ラウターブルンネンの駅についたら、膝のあたりがちょっとガクガク。日ごろの運動不足を感じた。駅前のCOOPで再び買い物して宿に帰ったら5時半すぎ。洗濯(4フラン、乾燥機は6フラン)をしてのんびりした。夜はまた夕立がある。明日の天気がちょっと心配だ。→7日目へ進む |
| ラウターブルンネンの駅。右上に延びているのはケーブルカーの線路 |
|