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ニュージーランドの旅 5.旅の実用情報
     
 ニュージーランドについてはガイドブックも多く出版されているので、ここで紹介するのはガイドブックに載っていなかった情報と私の意見です。(2001年3月時点の情報です。変更の可能性もあるのでご自身でご確認ください。情報の内容については責任を負いません。当時NZドルは最安値圏にありました

電話のない?政府観光局
 ニュージーランドに行くことが決まり、東京にあるニュージーランド政府観光局まで資料をもらいに行くことにした。エイビーロードなどの旅行雑誌類で調べたら、浜松町にあることは分かったが、なぜか観光局の電話番号は出ていない。
 実際に行ってみたら、観光局の入り口の3、4畳ほどのスペースにさまざまな資料が置いてあり、自由に持って帰れる物、持ち出し禁止でコピーするしかない物に分かれている。ところが、観光局の人はドアの向こうの奥の部屋にいるので、気軽に質問できる環境ではない。たまたまドアから出てきた人に質問したら親切に教えてくれたけど、個人旅行者にはあまり利用しやすい観光局とは思えない。
 住所:〒105−6112東京都港区浜松町2‐4‐1 世界貿易センタービル12階
 電話による録音情報サービス(03)5400-1322 ファックスでの情報引出しは(03)3249-7210(アクセス番号3131#)
 ホームページは
http://www.purenz.com/japan

 ニュージーランド到着後は、列車、バス、ホテルの予約などでツーリストインフォのお世話になった。利用したのはオークランド空港(国際線到着ロビー)、クイーンズタウン、クライストチャーチ、ウェリントンの案内所。このうちオークランド空港とクライストチャーチには日本人の係員がいた。(といっても一列に並び、順番にあいた窓口を利用するので、日本人のいる窓口に当たるとは限らない。)

治安
 良好。たぶん、日本よりもずっといいと思う。例えば国内線の飛行機に乗る時は手荷物のX線検査がなかった。南島の地方紙には「ホエールウォッチングを楽しみにしていたスロベニアの学生旅行者がオークランドで600米ドルと400豪ドルを盗まれてしまった」という記事が20センチ四方ぐらいの大きさ(写真を入れて)でデカデカと報じられていた。
 熟年世代の日本人男性の1人旅をよくみかけた。治安がよく、先進国にしては物価も安くて旅行しやすい。初めて海外を1人旅するという人や女性の1人旅にはお勧めできるところ。

ガイドブック&参考書
 地球の歩きかたニュージーランド
Lonely Planet New Zealand を利用。全般的にロンリープラネットの方が情報量が多くて役にたつことが多かったけど、地球の歩き方の方が情報が新しいこともあった(たとえばクライストチャーチの案内所の移転について)。今ではロンリープラネットは日本語版(ニュージーランド・ロンリープラネットの自由旅行 )も出ている。あと、市内交通(バスの路線図など)も歩き方の方が詳しいことがあった。

 ハイキング目的で行くのならニュージーランドハイキング案内が2001年出版とちょっと古いし高い(4095円)だけど参考になりそう。そのほか旅名人からはニュージーランド南島―大自然が生んだ景観を満喫するニュージーランド北島―自然の造形美とマオリ文化に浸ると島別に2冊の本が出ている。

英語
 結構苦労した。なまりが強くて聞き取りにくい。日本人観光客が多いせいか、ツーリストインフォの係員など、観光業関係者のなかには片言の日本語を少し話す人もいた。

日本からの予約
 日本で事前に予約して行ったのは(1)ダニーデンからクイーンズタウンへのタイエリ峡谷鉄道とバス(2)クイーンズタウンのホテル3泊分(3)フランツ・ジョセフの宿(4)クライストチャーチの1泊目のYMCA。すべてインターネットや電子メールで予約した。メールの返信はどの場合も24時間以内に来た。
 このうち(1)は
タイエリ峡谷鉄道のホームページに「クイーンズタウンまで行く人は要予約」と出ていたので、メールを送って予約した。ユースホステル会員の割引を使うと事前予約ができず、スタンバイするしかないという。実際に利用したときは、タイエリ峡谷鉄道はすいていたけど、その後の連絡バスはほぼ満席だったので予約してよかったと思う。(2)はクイーンズタウン到着が夜9時ごろになること、クイーンズタウンが人気のある観光地であることから予約して行った。(3)フランツ・ジョセフは宿が少ないので、ガイドブックで適当なところを選んでメールを送って予約した。(4)クライストチャーチも到着が夜になるので予約した。最初の1泊だけ予約すればいいかと思ったけど、すごい人気であと2泊するのに苦労した。

ホテル
 旅行期間中に泊まったホテルは以下の通り。(1ドル=53円)
 3/6      インバーカーギル   Hotel Gerrad's ツイン1泊70ドル
 3/7〜3/9   クイーンズタウン   
Thomas's Hotel on the Waterfront ツイン一泊89ドル(湖側の部屋)
 3/10      フランツジョセフ    Bushland Court Motel ダブル1泊89ドル (キッチン付き)
 3/11〜3/13 クライストチャーチ  
YMCA ツイン1泊50ドル(トイレバス共同)〜85ドル(バストイレテレビ付き)
 3/14      ウェリントン      Hotel Abel Tasman ツイン1泊106.70ドル(キッチン付き)
 3/16      オークランド      
Hotel de Brett ダブル1泊70ドル

  基本的にバストイレ付きのツインルームに泊まった。バスタブがついていたのはHotel de Brettのみ。ウェリントンの宿が高いのは、駅前のセントラル・バックパッカーズが満員で泊まれず、観光案内所で紹介してもらったから。どこも予想以上に込んでいた。たとえばフランツジョセフでは「満室」と表示の出ているモーテルが多かったし、クライストチャーチのYMCAは1泊しか予約してなかったので、2泊目はバストイレなしの部屋しかなく、3泊目はテレビ付きの高い部屋と、3泊すべて部屋を移動した。チェックアウトタイムはたいていのところが午前10時と早め。
 バックパッカーズとは安宿のことだが、必ずしもドミトリーを指すわけではない。普通の場合は各種の部屋があり、普通のシングルルームやツインルームもある。

食事

クライストチャーチで食べた鹿肉料理  移民の国だけあって、各国料理が食べられる。日本食もリーズナブルな値段で、例えばウェリントンの「みやび寿司」で食べた天ぷら定食セットは、天ぷらが食べきれないほどついて14ドル(約740円)、クライストチャーチで食べた鮭フライ定食(店の名前は忘れた)はデザート付きで12ドル(約640円)だった。典型的なニュージーランド料理は不明。ラムやキングサーモンを使った料理が定番みたい。あと鹿の放牧をよく見かけたので、鹿肉も食べてみた。なぜかニュージーランドでは鹿肉をvenisonではなくてcervenaということのほうが多いようだった。20ドルぐらい出せば、おしゃれなレストランでメイン料理を食べることができる。
 マクドナルドのメニューには「キウイバーガー」なるものがあった。販売員に何か尋ねたところ、「普通のハンバーガーに卵焼きが入っている」ということだった。
クライストチャーチで食べた鹿肉料理。23ドル。

 交通機関
 一般的に時間には結構ルーズ。乗車予定のバスが一時間遅れて到着したこともある。列車も20分ぐらいの遅れはざら。乗り継ぎのバスや列車も到着客を待つので、さらに遅れる。文句を言う人はいない。

路線バス
 全国的な路線網のある
インターシティバスを南島で利用した。ユースホステルの会員証を見せると15%割引になり、クイーンズタウン−フランツジョセフ間が54ドル、フランツジョセフ−グレイマウス間が37ドルになった。バスにはトイレがついていないけど、数時間ごとにトイレ休憩があり、昼食時には長めの食事休憩もある。路線バスなのに運転手さんが途中の見所をマイクで説明してくれ、観光スポットで写真撮影の時間を取ってくれることもあった。なんだか観光バスに乗っているようだった。切符は2日前にクイーンズタウンの観光案内所で購入。当日のバスはほぼ満席になったので、シーズン中は事前に切符を購入した方がいいと思う。
 アトミック・シャトルなど、バンを利用したシャトルバス・サービスもあちこちで走っていて、当然ながらインターシティよりも安いらしい。

鉄道
 ニュージーランド全土の鉄道を運営している
トランツシニックのホームページに料金や時刻表が載っている。オンライン予約も可能だけど、海外からの購入は正規料金のみで各種割引料金の適用は受けられない。料金体系は結構複雑。正規料金(Standard Fare)のほか、15%引きのエコノミー料金(Economy Fare)、30%引きのセーバー料金(Saver Fare)、50%引きのスーパーセーバー料金(Super Saver Fare)がある。各種割引料金は、割引座席数の枠が設けられていて、予定変更時の払い戻しなどに条件がつく。ユースホステル会員証で20%の割引が効くのは正規料金のみなので、セーバー料金、スーパーセーバー料金で切符が買えれば、ユース会員証は役に立たない。ただし、各種割引料金はピークシーズンは使えない。 

 私たちが利用したサザナー(インバーカーギルからダニーデン)は前日購入でもセーバー料金の切符が買えた(28ドル)。トランツアルパイン(グレイマウスからクライストチャーチ)は5日前だというのに割引料金枠が既にいっぱいだったため、正規料金をユースホステル会員割引で買った(70ドル)。トランツコースラルとフェリー(クライストチャーチからウェリントン)の列車はバックパッカー車両というやつでセーバー料金だった(31ドル、フェリーは41ドル)。これは正規料金の車両に比べて窓が小さい。夜行のノーザナー(ウェリントンからオークランド)は、正規料金のユース会員割引で購入(102ドル)。昼間の列車(オーバーランダー)の切符が5日前でも取れず、、とりあえず正規料金のユース会員割引で押さえた(102ドル)。セーバー料金でも買えたと思うけど、オーバーランダーのキャンセルシートを待って取れたら払い戻そうと思ったので、あえて正規料金を払った。でもオーバーランダーには乗れなかった。

ニュージーランドの鉄道−バックパーーカー車両 ニュージーランドの鉄道−正規料金車両
バックパッカー車両は窓が小さい 正規料金車両は窓が大きい

 列車は予想以上に込んでいた。出発前にロンリープラネットのホームページにある掲示板で予約の必要性を尋ねたところ「どの列車やバスも満員になることは考えにくいけど、心配だったら前日に予約したほうがいい」とのアドバイスをもらっていたので、すっかり油断した。 

 どの列車も、車内で売っている軽食はほとんど同じ。レンジでチンする程度で、車内での調理はしない。「きょうのスープ」(5ドルでパン付き)はいつみてもトマトスープで、味がなくてまずかった。おいしかったのはチキン・ココナッツ&コリアンダー・カレー(5.50ドル)。そのほかの主なメニューはホットドッグ(4ドル)、ラザーニャ(5.50ドル)、デボンシャーティー(コーヒーか紅茶にスコーン、5ドル)など。 

ユースホステル会員証の損得
 いろんなところでユースホステルの会員割引があると聞いたので、2500円払って会員になった。割引を受けたのは以下のところ。

列車(トランツアルパイン) 17ドル
列車(ノーザナー) 24ドル
バス(クイーンズタウン−フランツジョセフ)  9ドル(割引額は推定)
バス(フランツジョセツ−グレイマウス)  6ドル(割引額は推定)
バス(オークランド市内−空港)  2ドル
スカイタワー入場料(オークランド)  5ドル
合計節約額 63ドル(3339円) 

 単純計算すると、ユースホステルの会員になって正解だったことになる。ただし、列車ノーザナーの切符はセーバー料金でも買えたはずなので、実質的な節約額は39ドル(2067円)となり、元が取れなかった。もちろん宿泊にユースホステルを利用すればさらに得する。ただし、シーズンオフの列車はスーパーセーバー料金(5割引き)で乗れる可能性がある。私の場合、鉄道はユースの会員が一番安くなると思い込んでいたこともあり、期待していたほど得をするわけではないなぁというのが正直な感想。(注:インターシティバスは正規料金が不明なので、ユース会員割引の料金に15%割り増して正規料金を計算し、割引額を出した。四捨五入などの関係で少し違うかもしれない) 


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