カラコルムハイウエーの旅
(2000年5月17日〜6月13日)
●カラコルムハイウェー(KKH)とは
中国西部のカシュガルとパキスタン北部のハベリアンを結ぶ道路のこと。「世界の屋根」と称されるパミール高原からカラコルム山脈の間近を抜けてパキスタンの平地に達する1200キロの道のり。ハイウェーといっても高速道路とは程遠く、実際はかなりの部分がオフロード感覚。ハベリアンはイスラマバードと約30キロしか離れていないため、便宜上カシュガルとイスラマバード間を指すことも多い。1966年に着工し、79年に完工。工事期間中にパキスタン側だけで400〜500人ががけ崩れなどで亡くなった。中国側の死者に関する公式記録は残されていない。正式開通は82年で、観光客が国境のフンジュラブ峠(標高4730m)を越えて全区間を旅することが可能になったのは1986年5月1日。冬季は雪で閉ざされ、国境が開いているのは毎年原則として5月1日〜10月31日の間に限られる。
●私の旅のルート
成田→香港→広州→ウルムチ→トルファン→ウルムチ→カシュガル→中パ国境→パスー→フンザ→ギルギット→ラワルピンディー→ラホール→ラワルピンディー→バンコク→成田
この中一部の写真は東京書籍発行の『国境の旅人 世界まるごと縦横断』に提供しています。
|