2000年5月〜6月現在の情報です。現在は当時とは状況が変わっているとことが多いと思いますのでご確認ください。情報については責任を負いません。
●ビザ
○パキスタン
東京のパキスタン大使館で取得。写真2枚と申請書(大使館にある)を提出。月・火・木・金の午前10時から正午まで受け付け。受け取りは1週間後の午後4時から4時半。手数料100円。3ヶ月滞在可能。大使館は東京都港区元麻布2−14−9 電話(03)3454−4861
トルファンで会った旅行者によると、北京のパキスタン大使館でビザを取得しようとしたら「なぜ日本でビザを取らなかったか説明しろ」などと言われ、ものすごく大変だったという。
(更新情報)2001年初めにいったんビザを国境で取れるようになったようですが、その後の米同時多発テロ、米国のアフガン侵攻などに伴い、ビザ取得についての情報が二転三転している様子。現地に入る前に確認してください。
○中国
時間がなかったため香港から中国に境界越えをしながら取得。私以外に申請者がいなかったため15分でできた。写真1枚と250香港ドル必要。3ヶ月有効のシングルビザ。羅湖駅で香港を出境後、中国側のイミグレ・ビルの2階に上がったところに英語や日本語で「ビザ」と書いた小部屋があるのですぐ分かる。
●旅のシーズン
フンジュラブ峠の国境が開いているのは5月初めから10月末。私の行った5、6月はパキスタンの平地が酷暑期。7、8月はKKH旅行のピークシーズンに当たる。パキスタンの平地の気温は下がるが雨期、中国のカシュガルは猛暑。また、雨で土砂崩れが起きるとKKHが寸断される恐れもある。9、10月は山間部は冷え込むと思うが、気候は安定しているらしい。フンザの人たちは「観光客が一番多いのは9月」と言っていた。
●ガイドブック
ロンリープラネットが出しているLonely
Planet Pakistan & the Karakoram Highway
が一番いいと思う(単に私がロンプラに慣れているせいかもしれないが…)英語も比較的シンプルな表現が多い。地球の歩き方だと、「西安とシルクロード」と「パキスタン」の2冊必要になる。「パキスタン」は97〜98年版以降改定されていないので情報が古い。(その後、2001年3月に地球の歩き方「パキスタン」の新版が出ているのを見かけた)
●水・電気
パキスタンで泊まった宿はすべて停電があった。ラワルピンディーでは断水も。中国では問題ない。ただし、中国で泊まった宿は1500〜1800円払っているのに対し、パキスタンは160〜700円なのでレベルが違い、しょうがないと思う。飲料水はボトル入りのミネラルウォーターがどこでも簡単に手に入る。
●電話・郵便
中国ではプリペイド式のテレフォンカードを買えば、ホテルにある公衆電話から日本にダイヤル通話できる。新疆ウイグル自治区内でしか使えないカードもあるので注意。日本への絵葉書郵送料は4・2元。カシュガルの郵便局では、「細かい切手がない」と言われ、5元の切手を売りつけられた。
パキスタンはテレフォン・カードはない。パスーには電話がなく、フンザの電話局には3回出向いたが日本への回線はつながらなかった。ギルギットにはPCO(Public
Call Offices)という民営の電話サービス所がたくさんあったが、日本への通話は360ルピー(720円)と、一日の生活費を上回ってしまった。日本への絵葉書は11ルピー。フンザの郵便局のオヤジは、最初「日本へは11ルピーだ」と言ったのに、11ルピーになる切手の組み合わせがな いと見て取るや「やっぱり10ルピーだった」と値下げ。あとで調べたら本当は11ルピーだったが、日本にはちゃんと届いていた。
●治安と女性の1人旅
治安はそれほど悪いと感じなかった。ただし、新疆ウイグル自治区では独立運動が盛んで、過激派が市バスを爆破するような事件も起きている。パキスタンでは長距離バスが盗賊?に襲撃されることもあると聞いた。
女性の1人旅は中国では全く問題ない。パキスタンでは、私は問題なかった。英国やドイツからきた1人旅の女性に話を聞くと、「皆親切ですばらしい国」という人と「毎日のように痴漢に遭い最悪」という人に分かれるようだ。私は、ギルギット以北はすごく居心地が良かった。ラワルピンディー、ラホールといった大都市の方がかえって保守的。じろじろ見られたり、後をつけられたりした。パキスタン人は自分の写真を撮られるのが好きなので、カメラを持っていると「写真を撮ってくれ」と頼まれることも多く、友好的なムードになりやすい。個人的には、カメラを外に出していかにも「観光客です」という格好の方が安全な気がした。
●パキは差別用語
パキスタンやパキスタン人のことを省略して「パキ」という人がいるが、「パキ」は差別用語。ラホールで会ったパキスタン人は「以前、日本人の旅行者に『パキ』と言われてすごくショックだった」と言っていた。たぶん日本人のジャップに相当するのだと思う。気にしない人は全く気にしないけど、気にする人はすごく敏感なので、人前では口にしないほうがいいと思う。私も「パキ」という言葉を聞くと、ちょっとうろたえてしまう。それでも「パキ」と言いたい人にとやかく言うつもりはない。ただし、欧州で外国人排斥を訴えて暴力事件を起こしているスキンヘッドの若者と同等にみられるリスクを認識しよう。
●民族団結号(ウルムチ−カシュガル間)
ウルムチ駅では列車の切符を3日前から売り出す。窓口が開くのは朝8時から。民族団結号は込んでいるが、3日前の朝に行けば乗れないことは多分ないと思う。現地で時間がない人は、日本の旅行会社で手配することも可能。主要駅の発車時刻は下記の時刻表の通り。(観光客に関係ない停車駅は省略、終着駅は到着時間)ウルムチ−カシュガル間、ウルムチ−アクス間とも1日1往復。途中は砂漠なので、砂嵐などになると定時運行は厳しいと思う。カシュガルで見た情報ノートにも「ウルムチからカシュガルまで列車で来るはずが、アクスで列車が立ち往生し、バスに乗り換えたので3泊4日かかった」とあった。
食堂車があるほか、車内販売も来るので食べるものには困らない。硬臥車両の乗客は、カップ麺を持参している人が多かった。車内で無料で入手できる湯を使えば、格安で食事できる。節約派にはお勧め。車内販売の弁当は10元した。カップ麺はウルムチのスーパー等で2,3元で売っていたと思う。途中の主要駅では、だいたい10分程度停車する。プラットホームに売店も出ているが、売っているのはお菓子程度。
女性1人で乗っている乗客は私のほかに見なかったし、私と向かいあわせになったほかの乗客5人は全部男性だったが、特に居心地が悪いと言うことはなかった。ただしトイレはきれいとはいえない。荷物は座席の下に置いておいた。
各車両に担当の車掌が1人いる。乗車後すぐに検札に来て、切符と交換にプラスチックの札を渡された。カシュガル駅の到着が近くなると、プラスチック札を回収に来て切符を返してくれる。カシュガル駅の出口で切符は回収されるのでなくさないように。
駅はカシュガルの中心から東に10キロぐらいの位置にあるらしい(張さんの部下談)。駅を出て左側に市バスがたくさん止まっていた。逆に市の中心部から駅に向かうには、エイティガル寺院前から出ている26番のバスに「鉄道駅」と書いてあったが、ほかにもたくさんのバスが行くと思う。
| 202次↓ |
606次↓ |
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605次↑ |
201次↑ |
| 21:23発 |
15:09発 |
ウルムチ |
07:14着 |
09:00着 |
| 23:48 |
17:39 |
トルファン |
04:46 |
06:44 |
| 08:16 |
03:20 |
コルラ |
18:15 |
22:18 |
| 11:46 |
07:19 |
クチャ |
13:04 |
18:42 |
| 14:35着 |
11:12 |
アクス |
09:28 |
15:49発 |
| |
19:47 |
アトス |
00:45 |
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| |
20:30着 |
カシュガル |
23:58発 |
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●カシュガル
ピークシーズンは7、8月と聞いたが、5月末でも日中はものすごく暑くなる。新疆時間があるのは「国際おんぼろバス」に書いた通り。
バックパッカーがカシュガルで泊まるのはチニワク賓館か色満賓館のようだ。色満のドミはあまりよくないと聞いたが未確認。私はリッチにチニワクのシングルルーム(朝食付き120元)に泊まった。色満のドミから移ってきた人に2人会った。
旅行者が集まるレストランはオアシス・カフェとジョンズ・カフェ。オアシスには日本語の情報ノートがあったので一度は行くといいと思う。
●国際バス(カシュガル−タシュクルガン)
カシュガルには新しい国際バスターミナルが町の北にできた(解放北路の西側、吐曼河を渡ったところ)。ほとんどのガイドブックには「パキスタンのススト行きのバスはチニワク賓館から出る」と書いてあるが、長距離バスはチニワクからではなく、新しい国際バスターミナルから出るので注意。すべてのバスがボロいわけではなさそう。日によっては、かなりいいバスも走っていると聞いた。乗客が少ない時は運休することもあるらしい。また、途中で崖崩れなどがあると、何日も運行できなくなる。私の2日後に同じバスに乗った人は、崖崩れのためにバスの中で1泊した挙句、石をどける作業を手伝わされたと文句を言っていた。1週間から10日程度の短期休暇で走破を目指す人は予定通りに回れないリスクを認識する必要がありそう。
ガイドブックには「バックパックなど大きな荷物はバス内に持ち込めない。バスの屋根に積むことになり、パキスタンのススト到着までおろせない」と出ていたが、私が乗った時は持ち込み可能だった。空いていたからかもしれない。持ち込めない場合は、タシュクルガンで一泊する時に必要な物を分け、バスに持ち込まなくてはならない。
同じバスで途中のカラクリ湖(原則として旅行許可証が必要だが、チェックされたという話は聞いたことがない)まで43元、タシュクルガンへは63元で行ける。
●タシュクルガン
ホテルは交通賓館のほか、氷山賓館、パミール賓館と全部で3軒あるようだ。ロンリープラネットは氷山を推薦し、交通をけなしているが、氷山は5月末現在閉まっていた。ピークシーズンのみの営業かもしれない。交通賓館はベーシックなドミが10元と20元、きれいなツインルームが100元。このツインルームは1人使用なら大幅に値切れる。といっても、あまり強硬に出ないのがコツ。ほかの旅行者が回りにいないのを見計らって、気の弱そうなお兄さんに相談してみよう。パミール賓館はツアー客も泊まる高級なところらしい。同じバスに乗っていたドイツ人の女の子は「パミールはバックパッカーに冷たい」と言って交通賓館に戻ってきた。
●国際バス(タシュクルガン−ススト)
2日目のバスは食事休憩をとらない。食事をしようにもレストランがない。食料を持参すべし。国境のフンジュラブ峠は、普通は停車しないようなので、写真を撮りたい人は運転手に事前に頼もう。観光客がたくさん乗っていれば、頼まなくても止まってくれるかもしれないが、確認するにこしたことはない。
パキスタンのディーのチェックポイントで国立公園通過料(?)として4ドルを請求されるので、細かいドル紙幣を用意する必要がある。
●パスー
パキスタン到着後、スストには1泊しないでパスーやフンザ(カリマバード)に移動することができる。バン(ミニバス)でパスーまで50ルピー。パスーのバトゥーラ・インはツインルームが80ルピー(160円)。毛布が1枚しかないので寝袋が必要。これ以降泊まったパキスタン北部の宿ではすべて寝袋が必要だった。お湯はバケツに沸かしてもらう。停電もあった。パスーで人気があるのはシスパーレ・ビュー・ホテルだと聞いたが、設備などは不明。
トレッキングに行く人は、宿の主人など現地人から情報を仕入れること。宿の情報ノートも熟読したほうがいい。私の個人的な意見では、絶対に1人では行かないほうがいい。パスー周辺のトレッキングは、吊り橋ルートのほか、ボリト湖ルート、ユンズバレー・ルートなど、何種類かある。
●フンザ(カリマバード)
パスーからはヒッチハイクで移動したためタダだった。最初に止まった車には500ルピーを要求されて辞退した。適性相場は不明。フンザの日本人宿はハイダーイン。私は泊まらなかったが、食事がおいしいらしい。フンザには日本からのツアー客もくるので、それなりのホテルもある。私が行った時はちょうどフンザ一帯が10日以上も停電しているところだったので、私は自家発電機のあるパンジャーブ・シンドに泊まった。部屋はそれほどきれいじゃないけど、テラスからの眺めがいい。併設のレストランも良かった。ここのチキン・ジャルフレジーは高い(110ルピー)けど、なかなかおいしい。
パンジャーブ・シンドのはす向かいにある暗くて小さな食堂Ghizayyatは軽食にお勧め。とくにフンザ名物のダウロ(ダウド?)というヌードルスープがおいしい。小8ルピー、大13ルピー。ここには毎日通いつめ、ほかの旅行者もつれて行ったりしたせいか、最後の日は店のおじいちゃんが自分で食べてかけていたカレーをタダで私にくれた。
バルティット・フォートの入場料は250ルピー。隣村アルティットのフォートは50ルピー。ギルギットへの直通ミニバスは早朝何台か通る。70ルピー。その他の時間帯は、いったんKKHまで降りて、そこでバスを拾う。
●ギルギット
パキスタン人と結婚した日本人女性が経営するTourist
Cottageは、New Tourist Cottageと名前を変えて引っ越した。Chinar
Bagh Link Roadのギルギット川寄り(フンザ・インの近く)にある。昔のChina
Lodgeの場所かもしれない。日本食を食べたい人はどうぞ。食事のみの利用も可。
ラワルピンディー行きのNATCO(Northern
Areas Transportation Company)のエアコン・デラックスバスは午後3時発、410ルピー(820円)。ガイドブックではRajah
Bazaarの北側にあるはずのNATOCOのバスターミナルも、近くのNli
Chowkに移転した。もちろん、もっと安いバスもある。
午後6時にチラースで20分休憩。7時半にお祈り休憩。午後9時すぎにダスーで夜ご飯休憩。深夜も1、2回止まっていたようだ。ラワルピンディーのピールワダイ・バスターミナルには午前6時前着。ギルギットには空港もあるので空路で入ることも可能だが、眺めのいい人気路線なので予約が入りにくいと聞いた。
●ラワルピンディー
ピールワダイのバスターミナルから安宿街のサダル・バザールに出るには、スズキでフォウラチョーク(4ルピー)まで出て、サダルバザール行き(3ルピー)に乗り換える。スズキは助手席(2人乗る)がレディースシート。
北部では旅行者をだまそうという人には全く会わなかったけど、ラワルピンディーでは30ルピーの雑誌を35ルピーで売りつけようとする人や、つり銭をごまかそうとする人がいて不愉快になった。「日本に出稼ぎに行きたいが、仕事はないか」と寄ってくる人も何人かいた。
安宿は長時間の停電や断水がある。酷暑期はあまり長居しないほうがいいと思う。
どうぞよい旅を!
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