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●遊亀温泉(新遊亀温泉)
     
     

【泉質】【泉温】【湧出量】不明 古い分析書によると「新遊亀温泉」は25.4度、毎分73.3リットルの単純温泉だが、現在はもっと泉温の高い源泉2本を非加熱で使っているそう   

【住所】山梨県甲府市太田町11−5 電話055−232−0974 JR身延線南甲府駅から徒歩10分弱  (地図

【浴槽】内湯×3

【営業時間と休業日】14時から22時(日曜日は7時から) 木曜日定休 

【料金】350円

 住宅地の中にあり、近所に住んでいるらしい人たちがひっきりなしに出入りしている。脱衣所は天井もたかくて広々とした感じ。真夏だからか、あちこちの窓が開け放たれていて、かなり開放的だ。私が行った時は高齢の入浴客が多く、あまり気にしている人はいない様子だった。脱衣カゴは使い込まれた籐の丸いヤツ。古きよき温泉銭湯といった感じだ。

 浴室も広め。浴槽は3つもある。奥左側の浴槽はライオンの湯口から湯が投入されていて、湯の紅茶色が一番濃い。それに熱い。この浴槽に入っている人は誰もいなかった。湯口の脇に飲泉用のカップが置いてあるのだが、私も熱くてそこまでたどりつけなかった。奥右側の浴槽も湯口の脇に飲泉用のカップがある。こっちは左側に比べてやや湯の色が薄く、いちばんぬるめ。かなり強いつるつるつる感のある湯だ。この2つの浴槽からあふれた湯が手前側の浴槽に注ぎ込み、中間の熱さになっている。オーバーフローはかなり潤沢だ。

左手奥の浴槽はライオンの湯口がある。右側の浴槽は一段高いところから湯が投入されてういる

 カランは20カ所ぐらい。一部シャワー付き。銭湯なのでもちろん備品はない。分析書が掲示していなかったので泉質を尋ねたら、玄関上の見えないところに立てかけてある分析書の存在をおしえてもらった。もともとは遊亀温泉だったのが、新しく「新遊亀温泉」という源泉を掘りなおしたという。分析書は「新遊亀温泉」のもので単純温泉で毎分73.3リットル、泉温25.4度、成分総計214.3mgとなっている。

 ところが、番台にいたおばちゃんいわく、今はさらに別の源泉を使っていて、まったく加熱せずに完全掛け流しで使っているという。しかも源泉は2本あり、奥の2つの浴槽はそれぞれ別源泉を使っているとか。てっきり右側のぬるい湯は加水源泉を投入しているのだとばかり思っていた。風情重視の人も、泉質派も満足できるところだと思う。(2005年7月)

3つの浴槽の合流地点。左が一番熱い。奥のぬるい浴槽とは湯の色が全然違う

昭和41年の「新遊亀温泉」源泉の分析書

陽イオン mg/kg mval%    陰イオン mg/kg mval%    非解離成分 メタケイ酸 9.01mg
カリウム 3.2 3.14   塩素 13.90 15.72     メタホウ酸 1.02mg
ナトリウム 39.00 65.63   硫酸 2.058 1.72        
カルシウム 6.478 12.40   ヒドロ炭酸 124.7 81.95   遊離成分 遊離二酸化炭素 6.16mg
マグネシウム 4.560 14.38   炭酸 0.378 0.51        
第1鉄 3.550 4.87   水酸 0.009 0.02        
マンガン 0.130 0.18   メタホウ酸 0.030 0.03        
        ケイ酸 0.092 0.05        
合計 56.92     合計 141.2       成分総計 214.3mg

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