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●肘折温泉「河原湯」
    
    
肘折温泉「河原湯」外観【源泉名】組合3号、4号源泉 

【泉質】ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉

【泉温】69.0度(使用位置42.0度)  【湧出量】不明 【pH】6.5 

【住所】山形県最上郡大蔵村肘折温泉 電話不明 

【温泉利用状況】加水あり、非加熱、かけ流し 消毒なし

【浴槽】内湯   【営業時間と定休日】8時から18時  【入浴料】200円

ヒヤヒヤしながら入った男湯

 肘折に3軒ある共同浴場のなかで最も小さい。湯宿元河原湯の先を入った川岸にある。午後4時すぎに出かけたところ、湯を入れ替えての掃除が終わった直後らしく、浴槽の底にしか湯がたまっていなかった。一時間ほどたって出直したところ、一瞬だけながらちょっとしたホラー映画の気分を味わった。

 近づいていくと中から女性の声がする。1人ごとじゃないから少なくとも2人はいるはず。しかし、宿で借りた磁気カードで鍵を開けて中に入ると女湯の脱衣所には靴がない。不思議に思いながら上がると脱衣所の棚に衣服もない。浴室を覗いても誰もいない。それじゃ、さっき聞いた声は一体何なんだ?と背筋が寒くなった瞬間、「お客さ〜ん、そっちはぬるくて入れないから、こっちに来て一緒に入りなよ」と壁の向こうから声がした。

ぬるくて入れなかった女湯

 壁越しに会話すると、清掃後に源泉と水を投入していたものの、水の投入が多くて適温になるにはしばらく時間がかかるとのこと。確かに触るとぬるくて入れない状態。「1人じゃ入れなくても一緒なら大丈夫だべ」と言われ、男湯に移動して私も入る。ちょっとしたスリルがある。しかし、男湯の方が川に面しているため窓から光が差し込んで明るく、居心地が良い。ちょっと儲けた気分。

 浴槽は3人でほぼ満員。ここもほかの共同浴場と同様に水の蛇口があるだけでカランはない。男湯も湯を張り替えたあとらしく、濁りはあまりなかった。先客のご婦人2人は「せっかく来たんだからゆっくり入っていきなよ。外で誰も来ないように見張っててやるよ」と言ってくれたものの、悪いのでほぼ同時に上がった。成分表は「上の湯」に掲示されているものと同一なのだが、お湯はベツモノに感じられた。

 ここも宿泊先でもらった入浴券で無料入浴できた。日帰り入浴の際はどこに声をかければいいのか未確認。(2008年4月)

陽イオン mg/kg    陰イオン mg/kg    非解離成分 メタケイ酸 159.1mg
リチウム 1.9   フッ素 0.4     メタホウ酸 66.7mg
ナトリウム 898.8   塩素 1055     メタ亜ヒ酸 1.3mg
カリウム 72.7   臭素 2.1   溶存ガス成分  遊離二酸化炭素 309.2mg
マグネシウム 26.8   硫酸 214.2   遊離硫化水素 <0.1mg
カルシウム 78.4   炭酸水素 849.9    
鉄(U) 1.7   炭酸 0.2   溶存物質 3429mg
      蒸発残留物 2965mg
(平成19年10月10日)

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