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ブダペストの温泉の中で私が一番好きな温泉。プールはなく、温泉浴場のみ。しかも男女別浴だから裸OK。ガイドブックの「地球の歩き方」と「ロンリープラネット」では、女性が入浴できる曜日の表記が違っていたのでダメもとで火曜日に行ってみたら、女性は「月、水、金」だった。てなわけで水曜日に出直した。
入口で入浴料1000フォリントを支払い上の階にある更衣室へ。白く塗られたキャビン(個室)になっている。白衣のおばちゃんに鍵をしめてもらい、受け取った金属片を水着に結びつけていざ出陣。ここは敷布みたいな白い布を貸してくれる。バスタオル代わりらしい。「マッサージ(はいる?)」と聞かれたのはここが初めてだ。丁重にお断りする。
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| 受付と更衣室のある建物。右側が浴場になっている |
階下の浴場に1歩足を踏み入れるとそこは別世界。とにかく薄暗くて怪しげな雰囲気。真ん中の大きな八角形の浴槽(確か36度だった)は、ドーム状の天井に明かり取りの小さなガラス窓が無数にあって、そこからの光が水面にあたってキラキラ光っているのがなんともいえず神秘的だ。オスマントルコの統治時代だった1500年代半ばに建てられたそうで、浴室は時間の流れが数世紀も止まってしまっているようだ。浴室は建築当初の建物なんだろうか。
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あたりを見回すとみんなご近所さん? 観光客みたいな人はいないし、みんな裸。やったね。私も早速水着を脱いで裸になる。同じ温泉でも水着を着ているのといないのとでは印象が随分違う。やっと温泉らしい温泉に出会えたって感じがする。感動もひとしおだ。
みなさん中高年でなぜか太目の人が多い。浴槽縁でじっと浸かっている人、真ん中を悠然と平泳ぎしている人と様々。しかし、水着を着ているとちょうどいい広さと思ったのは無意識のうちにプールだと認識しているからだろうか。裸になってみると、なんだか浴槽が大きくて落ち付かない気がする。水着1枚の差は大きいんだな。みんな裸だったので内部の写真は撮っていない。
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| 右手前がトルコ風の浴場。ドーム屋根にぽつぽつあるのが窓。左奥にみえるのが上の写真の建物 |
八角形の大浴槽の脇には3人くらい入れそうな長方形の浴槽もある。こちらは40度と温度が高め。腹ばいになってパイプから出てくる湯を背中に打たせるのが気持ちいい。大浴槽もこの高温槽も、縁から絶え間なく湯があふれていて気持ちいい。水風呂やサウナもある。
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30分くらいまったりしていただろうか。一目でアジア人だと分かる女の子が2人やってきた。2人とも水着を着ている。すぐに私に気付いた様子。2人でヒソヒソ話していたけど、そのうち1人が話しかけてきた。「あなたブダペストに住んでいるの?」いや〜、いくら地在住に見られるとは。日本から来た旅行者だと返事をしたら「随裸だからって現分頭のてっぺんからつま先までジロジロみられてしまった。なんだかワイルドね〜」と恥ちは韓国人だという。そばにいたハンガリー人のおばちゃん、英ずかしい。彼女た語ないけど、やおらこっちに向かってきた。私の背中をぺちゃぺなんて分かりそうもちゃブツ言っている。言葉はまったく理解できないけど、このおば叩いてなにやらブツちゃんを想像で理解して『あんたの方が正しいんだよ。恥ずかしい、私たちのやりとりことなんてっているような気がした。ありがと。何もないよ』と言
キラーイに日本人の男性が行くとお相手を探しているゲイの人が寄ってくるとかいう話を聞いたり読んだりしていたけど、私が行ってみた限りでは女性は大丈夫そうみたい。建物は古いけど湯の鮮度はいいので温泉好きには一押しの湯。(2003年7月)
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| 更衣室はキャビン(個室)になっている |
(資料編)
交通 キラーイ温泉があるのはドナウ川の西(ブダ)側。郊外通勤電車Hevのマルギット橋駅かトラム4、6番でドナウ川を渡ってすぐの停留所から歩いて5分強。地下鉄2号線、郊外通勤電車Hev、トラム19番のBatthyany
ter下車でも行ける。バスなら86番で。ブダの北部から南下するルートはキラーイの前を通る。北上するルートは一本東側の道を通るので注意。
情報 住所は1027 Budapest, Fo utca 82-84 電話(202)3688 料金(2003年9月末まで)は1000フォリント。営業時間(2003年9月末まで)は女性が月・水・金で7時から18時。男性が火・木・土で9時から20時。日曜日は休み。ただし古い資料では女性が火・木・土となっているものもあり、たまに男女の曜日が入れ替われっている可能性があり要注意。
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