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エゲルはエゲルサロークへのアクセスポイントとして立ち寄ったというのが正直なところだが、ここにも素晴らしい温泉がある。トルコ温泉があるのはエゲルの中心部と駅の中間あたり。野外温泉プールと隣接している。温泉プールはブダペストで何カ所か入ったので、このトルコ温泉だけ行くことにした。ところが前日(金曜日)の夜になって、英語のガイドブックに女性は水、金の12時から18時と書いてあるのを発見。青くなった。土曜日の朝、ダメ元で行ってみると、確かに入口の右側に女性は水・金の12時から18時と掲示がある。万事窮すか。
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| 鉄格子の外観がちょっとおっかない。入口右側の壁に温泉治療の時間、左側に立てかけてある看板に一般入浴の時間が出ている |
それでも建物の中に入ってみると、男性客が5人ほど待っている様子。ウロウロしていたら白衣の女性が出てきた。「あの〜温泉に…」と言ったら向こうも何か言っているけど通じない。彼女は私を連れて外に出て、入口の左側にある看板を指差した。それには月から金は8時から18時、土曜日は14時から18時と表示があった。よくみたら右側に出ていたのはメディカルに似た単語があることからして温泉治療の時間帯らしい。これで午後に来ても入れることになり一安心だ。
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午後2時に行ったら、受付の人がジェスチャーで水着を持っているか尋ねてきたので実物を見せたらOKが出た。料金700フォリント。お金を払ったら絵葉書と英語の説明書をくれた。脱衣所は男女一緒。ロッカールームの中にカーテンのある更衣ブースが何ヵ所かある。カーテンだけだとなんだか心もとないけど、入浴客はあまりいないのでよかった。ここのロッカーはフルレングスの高さがあるものだったけど、ほかと違うのはコインロッカーだったこと。100フォリントが必要で、利用後は戻ってくる仕組み。使い方はちゃんと教えてくれた。ロッカーの鍵は長いチェーンがついているので首にかけておいた。ロッカー係のおばちゃんに他のまずセルフサービスなのはここが初めて。
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| 左側がロッカー、右側が更衣ブース。男女共用でカーテンがヒラヒラするからちょっと不安 |
トルコ温泉という名前からして想像していた通り、浴場は中心に大きな八角形の浴槽がある。天井はドーム型で金箔が貼ってある。窓は緑色の小さな丸いガラスが埋め込まれていて、内部に入る明かりを絞っているので天井が金箔張りでも豪華絢爛という感じはまったくしない。この大きな浴槽、みていると底からプクプクと泡が上がってくる。足元湧出だ。表示によると湯温は28−32度。限りなく上限に近いと思う。冬はつらいかもしれない。
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その隣にはもっと小さな八角形の浴槽がある。これが英語だと鏡のプールと称されている浴槽。確かに表面は鏡のように滑らか。それでもジッと見ていると、たま〜に底からプクプクと泡が上ってきて、弾けるときに水面が少し乱れる。ずーっとみていても飽きない。ここも28−32度。
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| ミラープールという名の浴槽。じ〜っとみているとたまに底からプクプク泡が上ってくる |
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その奥に隠れるようにあったのが驚異の足元湧出風呂。浴槽はコンクリート製の長方形で趣も何もあったもんじゃないけど、底から泡が次々に湧いてくる。大きな泡が弾けるときにはパッと音がする。排湯は2カ所ある長方形の穴からザーザーと出て行っているから、どんどん下から湧いているらしい。写真ではうまく伝えられないのが残念。とにかく、いつも浴槽のどこかがさざめいていて、フツフツと静かに沸騰しているような感じで泡が出てくる。生きの良さは天下一品。「足元湧出の王」という称号をあげたい。ここも28−32度。一番気に入った浴槽で、ほぼ独占状態のまま長時間つかっていた。
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| こんな感じで泡が次々に発生。とにかくスゴイ |
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八角形の大浴槽を挟んで反対側には3つ浴槽がある。1つはウェイトバス。これは重石をつけて入浴するらしいんだけど、どういう仕組みでどういう効果があるか不明。午後4時ころにはお湯を抜いていた。そのほかは35度と38度の高温槽がある。こちらは小さめで長方形。受付でもらった英文の説明書によると、この高温槽は自家源泉ではなくて、エゲル近くのアンドロナカタールヤというところからパイプで引いているそう。すべてのプールはオーバーフロー・システムで1時間あたり全体の5%の湯が自動的に入れ替わっているという。掛け流しは英語でオーバーフロー・システムって言うんだ。
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| ウェイトバス。器具で重りをつけて入浴するらしいけど、入っている人はいなかった |
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上がってから入口ホールに分析書が3枚掲示してあるのに気がついた。どの風呂がどの源泉なのか英語とジェスチャーで聞いた結果、英語を話せる人を呼んできてくれた。おまけに「あんたは日本人だな?」って言われちゃった。言葉が通じなくてもあれこれ聞きたがる日本人の温泉好きがたまにやってくるらしい。思わずニヤリ。(2003年7月)
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| まんなかの大浴槽は周囲の窓がこんな感じで幻想的 |
(資料編)
交通 エゲルはブダペストの北東にある古都で、ブダペストの東駅から直通列車だと約2時間。私が利用したのは朝7時5分発でエゲル着が9時11分。2等で片道1330フォリント(料金、発着時刻とも変更の可能性あり)。もとろんブダペストからバスで行くこともできる。トルコ温泉は町の中心からは少し離れていて、駅の北側にあるArchbishop's
Gardenの北東、「温泉通り」にある。
情報 住所は Eger, Furdo utca 4 電話36(13)356 料金は700フォリント。営業時間は月から金が8時から18時、土曜は14時から18時。日曜休業。一番大きな浴槽の成分は以下の通り。
| 陽イオン |
mg/kg |
mval% |
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陰イオン |
mg/kg |
mval% |
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非解離成分 |
メタホウ酸 |
1.5mg |
| ナトリウム |
11.5 |
7.07 |
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塩素 |
6.0 |
2.40 |
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メタケイ酸 |
20.0mg |
| カルシウム |
98.8 |
69.73 |
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臭素 |
0.03 |
- |
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| マグネシウム |
19.9 |
23.20 |
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ヨウ素 |
0.006 |
- |
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フッ素 |
0.3 |
0.28 |
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硫酸 |
32.1 |
9.49 |
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炭酸水素 |
378.0 |
87.69 |
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リン酸 |
0.45 |
0.14 |
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| 合計 |
130.2 |
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416.90 |
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成分総計 |
568.6mg |
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