らくだジャーナルTOP和歌山県の温泉目次>勝浦温泉「らくだの湯」
     

●勝浦温泉「らくだの湯」(閉鎖)
【注】2012年に閉鎖
    
    
らくだの湯からラクダ岩を望む
ラクダ岩
らくだの湯の2つの浴槽
手前右側がぬるめ。奥が熱め
脱衣所
脱衣所外観
脱衣所内部
衣所内部
清丸渡船
清丸渡船
【源泉名】越之湯尾畑山第2号泉 

【泉質】単純硫黄泉

【泉温】 【湧出量】 【pH】掲示なし 

【住所】和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字湯川932の清丸渡船が管理 

【清丸渡船の電話】0735−52−5574 

【清丸渡船へのアクセス】JR紀勢本線・紀伊勝浦駅から徒歩10分弱 勝浦駅から直進して海に突き当たったところに道案内表示があるので右折して直進する要所要所に道案内表示あり。

【浴槽】露天2

【営業時間と休業日】8時ごろから16時ごろ 夏場は17時ごろまで

【料金】1500円 (船による送迎、レンタル水着込み) 

 昭和天皇も泊まった老舗旅館「越之湯」が所有していた温泉。越之湯が2002年に倒産したため、釣り船業者の清丸渡船が管理している。こちらは1人だったし冬の平日に訪ねたので事前に電話して「明日の午前中に行きたいのだが、もし1人しかいなくても船を出してもらえますか?」と確認。8時ごろにくれば大丈夫とのことだったので、指示通りに清丸渡船に向かった。

 結局、温泉に向かったのは私1人。船にはほかに釣り人が1人、清丸渡船の人が2人乗ったので全部で4人。まず5分ほどでらくだの湯に着き、私だけおろしてもらう。9時ごろ迎えに来てくれることになる。スロープを登っていくと、うほっ、あるある、2つの露天風呂からお湯がザーザーと海に向かって流れ出ている。目の前にはラクダの形をしたラクダ岩。「1500円もするし水着着用の温泉なんて行きたくないけど、らくだを名乗るサイトを運営しているのだがら行っておくか」程度の消極的な気分だったのもどこへやら。1人で「わ〜い」と騒ぎまくる。

 簡単な男女別の更衣室もあり、中には貴重品用のカギ付きロッカーも3人分あった。あわてて持参した水着に着替える。更衣室にはドアがなくてカーテンだけなのでとにかく寒い。洗面器がいくつかあるので湯を何回か浴びて露天風呂に。手前の浴槽は冬はちょっとぬるすぎ。奥の一段高いところにある露天風呂がちょうどよい湯加減だ。気がつけば白い湯の花も舞っている。

 透き通った海は青緑色でどこまでも穏やかだ。遠くの海は日差しを受けてキラキラ光っている。なんつー幸せ。帰りの船が迎えに来るまでの数十分、至福のときをすごした。1人だったからハダカで入りたかったけど、観光船や釣り船が近くまでやってくるのでやめておいた。それにしても、こんなところに湧いている源泉を利用し、露天風呂まで作ってしまった越之湯には感心させられる。

 ここに来るまでは「水着着用で1500円もするけど、らくだと名前がついているから行っておくか」とかなり消極的だったのだが、実際に来てみたら湯はいいし、眺めもいいし、秘湯感があふれているし、来てよかった〜としみじみ思った。もちろんカランはないし備品もない。トイレもないので注意。1500円の入浴料にはレンタル水着も含まれているが、私は持参したのでどんな水着なのか確認していない。

 清丸渡船によると、2004年7月の台風10号で破壊して8〜10月まで休業して整備しなおしたとか。道理で脱衣所や柵などの木材が新しいわけだ。夏休み期間以外はそれほど訪ねる人もいないそう。採算ベースに乗っているんだろうか? あまり商売っ気もなさそうだし、先行きがちと心配になった。2005年中には越之湯が新たに営業再開するそうだが、らくだの湯は引き続き清丸渡船が管理するとのこと。(2005年1月)


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