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●岩井温泉「岩井屋」 
     
     

【泉質】含芒硝石膏泉(カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉)

【泉温】50.0度(浴槽42度) 【湧出量】不明 【pH】7.4  

【住所】鳥取県岩美郡岩美町岩井温泉 電話0857−72−1525  JR山陰本線岩美駅からバス。歩くと35分はかかる。詳しい行きかたは末尾参照。

【浴槽】内湯、洞窟風呂(半露天)、家族風呂

【日帰り入浴の営業時間と休業日】11時から19時半 混雑時は日帰り入浴不可の場合も   【入浴料】750円 

 岩井温泉はこじんまりとした温泉地で、数件の宿と共同浴場「ゆかむり温泉」が並んでいる。だが、岩井温泉は山陰最古の温泉とされており、あなどれないところだ(私は玉造温泉あたりが最古なのかと思っていた)。温泉街の奥にある岩井屋はいかにも老舗といった造り。玄関を上がったところは床が畳敷きになっていて、スリッパがない。珍しい旅館だ。昼からの雨で汚くなったソックスのまま歩くのはちょっと恥ずかしい。

 ここは内湯2(うち1つは露天つき)を男女交代で使っているそうで、私が行った時は「源泉長寿の湯」という内湯と「背戸の湯」という露天?が女性用だった。脱衣所の床も畳敷き。半地下の浴室がガラス越しに見える。なかなかいい雰囲気だ。ふと気づくとシンクの脇にへアーリキッドとアフターシェーブローションが置いてあるのに気づいた。ひょっとして男湯に迷い込んでしまったかとあわてて外に出る。「女」という文字が飾り文字で書かれているのでイマイチ不安だが、もう一方の脱衣所にはしっかり「男」と書いてあるので大丈夫だろう。独占状態だと変なところに気を使う。
手前は浅い部分が幅広い。その奥の白い部分がスノコ

 源泉長寿の湯は底にスノコが敷いてあり、その隙間からポコポコと泡が上がってくる。足元湧出だ。壁際には湯口もある。スノコの上に立つと私のおへその下まで湯がある。かなり深めの浴槽だ。浴槽の回りは段になっていて、湯口のある側は幅1メートル余り浅くなっている。そこに座っていると、底からのぼってきた泡がヒザの裏をコロコロと転がり上ってきてくすぐったい。とびきり鮮度の良いお湯を独り占めする至福のひと時だ。7つあるシャワー・カランも源泉をそのまま使っていると表記がある。

 一方、露天はというと中庭みたいなところに作ったらしく、あちこち目隠しで覆われて展望はゼロ。お客さんから「露天に入りたい」という要望はあるのかもしれないが、お湯の鮮度も「源泉長寿の湯」とは段違い。わざわざ露天に入ることもないと思って、すぐに内湯に戻った。ここは内湯がすべて。脱衣所にロッカーはない。浴室の備品は完備。

 もう1つの内湯の状態は未確認。家族風呂は宿泊客専用ではないかと思うが、こちらも未確認。少なくとも「源泉長寿の湯」については感動した。ぜひ再訪したい。ただ、脱衣所に掲示されている分析書が昭和27年のものなのはちょっと古すぎる。(2005年3月)

露天は奥にみえる竹が湯口になっている

岩美駅からのアクセス:
 「岩井温泉」「蕪島」「長谷橋」行きのいずれかの日交バスで8分の「岩井温泉」バス停下車すぐ。バスの時刻表はこちら。歩く場合は駅を出て左に進み、線路を渡って直進、道なりに橋を渡って交通量の多い道と合流して左へ進むと「岩井温泉」のゲートが見える。かんぽの宿から500メートル余り先の温泉街一番奥、左手にある。共同浴場「ゆかむり温泉」の1軒おいた隣。地図

陽イオン mg/kg mval%   陰イオン mg/kg mval%   非解離成分 メタホウ酸   6.34mg
カリウム 115.2 10.489   塩素 131.2 13.172     メタケイ酸 31.7mg
ナトリウム 169.7 26.266   硫酸 1164.5 86.303        
アンモニウム 0.03 0.006   炭酸水素 102.9 0.525        
カルシウム 218.9 36.667           溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 3.58mg
マグネシウム 89.6 26.233                
第一鉄 2.4 0.306                
マンガン 0.21 0.026                 
アルミニウム 0.017 0                
合計 596.057     合計 1398.6     成分総計   2036.3mg
(昭和27年11月29日)

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