らくだジャーナルTOP東京都の温泉目次>式根島「足付温泉」
      

●式根島「足付温泉」   
      
      
【源泉名】 【泉質】【泉温】 【湧出量】不明 

【住所】東京都新島村式根島 電話なし(野湯)  野伏港から徒歩30分強?

【温泉利用状況】掲示なし(勝手に湧いている)

【設備】潮溜まりに勝手に入る。更衣室とトイレあり。

【利用時間】 無料で24時間入れる(水着着用)。

湯の中に見えた海草

 松が下雅湯のすぐ西側にある野湯。「足附温泉」の看板はあるものの、パッと見ではどれが温泉やら分からない。それらしき潮溜まりに手をつけたらほんのりぬるま湯みたいなところが大小二つあった。小さいほうが温度が高く、それでも35度くらい。満潮に近い時間帯だったのが災いしたらしい。

 観光パンフレットによると「炭酸泉」だそうで、地鉈温泉とは違ってすっきり無色透明の湯だ。中には白とピンクの混ざった海草?海中植物?も生えていて、ドキッとした。こんな水中植物の生えた温泉に入ることがあろうとは思わなかった。

 しばらくすると小さな男の子を連れた男性がやってきて、湯加減をみて「ぬるい」と一言。すぐに去って行った。というか海に入って魚を獲り始めた(あとで分かったのだが、この男性は宿泊先の民宿のご主人だった)。

左側が更衣室、右手はトイレ&シャワー

 翌朝出直すと、干潮時だったのか全般に水位が低い。小さな浴槽は43度もある。普通なら43度程度の湯にはなんてことなく入れるのだが、どうにも熱くて入っていられない。で、大きな潮溜まりに移動した。こちらは場所によって熱さに差があり、40度くらいの適温のところを見つけて石の上に腰を下ろした。よくみると底の砂地から細かい泡があちこちでプクプクと上がっている。

 いつまでも入ってられる温度で、あとからやってきた島民らしき男性は文庫本を持参。湯につかりながら本を読んでいた。この人によると、小さな熱い浴槽というか潮溜まりが元湯だそうだ。ここは地鉈よりも干満の影響を受けやすそうなので、特にシーズンオフは訪問時間に要注意かも。トイレや更衣室は近くに整備されている。貴重品を置いておくスペースはないので自己管理が必要。

 傍らにあった看板によると、1800年頃の「伊豆七島風土細覧」に足付温泉のことが登場するそうで、少なくとも200年ほど前から利用されていたことになる。この看板には「足附温泉」と表記されていたが、「足付温泉」と表記するのが一般的みたいなので、当サイトもそれにならった。(2008年10月)


らくだジャーナルTOP東京都の温泉目次>式根島「足付温泉」