【源泉名】奥多摩温泉 【泉質】フッ素の項で温泉に適応
【泉温】19.0度(気温10.5度) 【湧出量】不明 【pH】9.85
【住所】東京都西多摩郡奥多摩町氷川119−1 電話0428−82−7770 JR青梅線奥多摩駅から徒歩10分弱。
【浴槽】内湯、露天
【営業時間と定休日】午前9時半から21時半(最終受付20時半) 12−2月は19時まで(同18時) 月曜定休(祝日の場合は翌日)
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【入浴料】750円(2時間まで、超過料金は1時間につき200円)
【公式サイト】http://www.okutamas.co.jp/moegi/index_mo.html
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多摩川を見下ろす高台にある日帰り温泉。受付は狭い通路状のところにあり、ハイキング客が集中しそうな土休日の午後などは混雑しそうな感じ。脱衣所・浴室は階段を少し降りたところにある。土曜日の朝方に行ったので、ハイキングシーズンとはいえ入浴客は数人だけ。あと何時間かすれば、ここも人がひしめき合うのだろう。川べりに建っているという立地条件のせいだろうが、全体的にスペースにはそれほど恵まれていない。 |
玄関前に源泉だと思われるぬるま湯がチョロチョロと流れている。 |
内湯はカラン7カ所(シャワー付き)とスタンディングシャワーが1カ所。「浴槽内の吸い込みグチにご注意ください」という掲示で、お湯を循環利用していることがうかがえる。もともとこの温泉は療養泉ではない。フッ素の含有量が10.5mg/kgと温泉法で定める基準(2mg以上)を超えているため、温泉法上の温泉とされている。フッ素で温泉に該当するところというのは、私の知っている限りここが初めてだ。源泉の成分によるものなのか、それとも循環の具合によるものなのかは分からないが、強いつるつるというか、ぬめり感のある湯だ。
露天は内湯の奥から階段を1階分ほど降りたところにある。この露天の雰囲気がとても良い。木々に囲まれているのですがすがしい気分になるし、木々の間には多摩川の上流とキャンプサイトが見える。浴槽は3メートル四方ぐらいで縁と湯口に木を使っているのも自然と調和している感じだ。温度計は41度を指していて、湯温もちょうどよかった。この露天はすいてさえいれば、かなりお気に入り。観光案内所でもらったチラシによると、5月17日(2005年)から四季折々の「お楽しみ露天風呂」を始めるそう。
シャンプー、ボディソープは完備。食事処兼休憩所もある。
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玄関前に源泉だと思われるぬるま湯がチョロチョロと流れている。 |
土休日の午後などハイカーが集中する時間帯は入場待ち、洗い場の順番待ちになることもあるそうだ。奥多摩駅から行く人は、駅に置いてある奥多摩の各種パンフレットをチェックすべし。私はあとになってから100円割引のクーポンがついたパンフレットを数種類見つけた。(2005年4月)
注:2005年5月からお楽しみ露天風呂が始まった結果、露天風呂は温泉を利用しなくなったそうだ。
奥多摩駅からのアクセス:
駅を出て左手に進み、奥多摩駅入口の信号で左折(線路方向ではなく、奥多摩ビジターセンターの前を進む)。しばらくすると新氷川トンネルがあるのでトンネルの手前を右側に入っていく。駅から徒歩10分弱。
陽イオン |
mg/kg |
mval% |
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陰イオン |
mg/kg |
mval% |
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非解離成分 |
メタ亜ヒ酸 |
0.05mg以下 |
ナトリウム |
102.0 |
98.45 |
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フッ素 |
10.5 |
12.25 |
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カリウム |
0.9 |
0.44 |
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塩素 |
8.2 |
5.12 |
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カルシウム |
0.9 |
0.89 |
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水硫 |
0.6 |
0.45 |
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アルミニウム |
0.1 |
0.22 |
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硫酸 |
4.1 |
2.00 |
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溶存ガス成分 |
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0 |
鉄 |
0.05以下 |
- |
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炭酸水素 |
42.7 |
15.59 |
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マンガン |
0.05以下 |
- |
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炭酸 |
75.0 |
55.68 |
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メタケイ酸 |
22.7 |
6.46 |
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メタホウ酸 |
4.8 |
2.45 |
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合計 |
103.9 |
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168.6 |
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成分総計 |
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0.273g |
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