らくだジャーナルTOP>徳島県の温泉目次>祖谷温泉「ホテル祖谷温泉」
【泉質】単純硫化水素泉
【泉温】39.3度。 【湧出量】毎分1500リットル(自噴)
【住所】三好郡池田町松尾367−2 電話0883(75)2311 JR土讃線阿波池田駅から出合経由かずら橋行きの四国交通のバスで55分。(バスは1日3本。大歩危経由かずら橋行きはホテル祖谷温泉前に止まらないので注意)
【営業時間】7時半から17時。夏期は18時まで
【料金】露天と内湯で1500円、内湯のみは500円。
建物の右側にある自家用ケーブルカーを操縦して谷底まで170メートルを降りる。傾斜は42度で日本最大だそう。操縦といってもボタンを押すだけなので、エレベーターと同じ。違うのは、乗り場のゲートというか金属製の扉を自分で閉めるところだけだ。ケーブルカーは15人乗りで、私たちと一緒に乗ったのは同じバスで着いた老夫婦の奥さん。ご主人は入らないみたいだ。ゆっくりと5分ぐらいかけて谷底に降りて行く。そこから階段を降りると脱衣所がある。
脱衣所は簡素なつくりで、かぎのかかるロッカーは10数ヵ所。さらに階段を降りると露天風呂に出る。カラン等はなく、桶が1つおいてあるだけ。掛け湯をして湯船に入る。湯は39.3度の源泉掛け流し。湯口をみるとは無色透明だけど、湯船には湯の花がもろもろ浮かんでいて白濁している。硫黄臭も多少ある。体にはこまかい気泡がびっしりとついた。つるつる、すべすべを感じる私好みのいい湯だ。夏の一番暑い時期にはちょうどいい湯加減で、いつまででも入っていられそうな微妙な温度だった。新緑や紅葉の季節にはちょっと肌寒いような気もする。ケーブルカーを待つ時間なんかを考えたら、冬場はちょっとつらそう。
予想していたよりも狭いなぁと思ったのは、いつも雑誌などで目にするのが男湯だったからのようだ。雑誌に必ず出てくる木製の看板は女湯にはなくてがっかり。撮影の時だけ女性モデルを男湯に入れているようだ。先に上がってケーブルカー乗り場で私を待っていた夫に「私のデジカメで撮ってきて!」と頼んで再び男湯に戻ってもらった。外からみても明らかに男湯の方が広かった。でも、山奥の一軒宿の谷底にケーブルカーで降りて行くというロケーションや温泉そのものはすごく気に入った。まったり度はA級。
脱衣所には分析表が貼っていなかった。日帰り入浴の受付で「分析書は内湯にあるんですか?」と尋ねたら、コピーした分析表をくれた。ただし情報はかなり古い。分析年月日は昭和48年1月10日。湧出量は毎分1600リットルで昭和40年3月23日調べとある。最近では毎分1500リットルと称しているので、昭和40年(1965年)からの37年間で湧出量が毎分100リットル減ったのかもしれない。
分析表をもらえたので内湯は見学しないで1階のレストランで名物の「祖谷そば」を食べた。天ぷらそば850円は素朴な味わい。正直にいうと讃岐うどんほどの感動はなかった。食事のあと、再びバスに乗ってかずら橋を見物。かずら橋からバスで阿波池田に戻った。公共交通機関を使うよりも車の方がずっと便利なはず。ただし道幅が狭くて曲がりくねっているので、運転にはくれぐれも気をつけて!(2002年8月)
分析年月日は昭和48年1月10日