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●那須湯本温泉「元湯鹿の湯」 
   
   

【源泉名】鹿の湯 行人の湯 混合源泉   

【泉質】酸性 含硫黄−カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)

【泉温】68.4度 【湧出量】不明 【pH】2.5

【住所】栃木県那須塩郡那須町湯本181 JR黒磯駅から下野交通のバスで那須湯本下車、徒歩5分くらい?(地図) 電話0287−76−2045 

【浴槽】内湯    【温泉利用状況】掲示なし

【営業時間と定休日】 8時から17時         【料金】400円

 駐車場で車を降りると、風に乗ってふんわりとした硫黄臭が漂ってきた。それだけで幸せな気分になる。傍らには湯本温泉源と御所の湯源泉があり、「硫化水素が発生しております。危険ですので立ち入り禁止とします」という表示を見ても顔がほころんでくる。
歴史を感じさせる下駄箱(左)。硫黄分で底が白くなっている湯川の左岸に浴室、右岸に受付がある(右)

 「鹿の湯」の看板は比較的新しくて真っ白ながら、一歩中に入ると下駄箱のレトロ振りにまずウットリ。400円というのは共同浴場にしては高いな〜と思いつつ通路を進む。この通路が湯川にかかる橋を兼ねていて、受付のある建物と湯小屋は川を挟んだ両岸に離れている。

 女湯は左手。ドアを開けると目の前に脱衣かごの並ぶ棚がある。左手は壁がなくそのまま浴場につながっている。ほぼ正方形の浴槽が4つ並んでいて、手前が41度と42度、奥側に44度と46度の浴槽がある。さらに階段を降りたところに大き目の浴槽があり、壁の表示は42.5度となっている。石組みの湯口は硫黄がこってりとこびりついてクリーム色だ。
女湯の階下にある浴槽は広めで岩組みの湯口はクリーム色の硫黄がこってり

 脱衣スペースの右手は壁で仕切られた狭いスペースがあり、48度の頭かぶり湯用浴槽(なぜかあまり白濁していなかった)と、洗い湯、打たせ湯がある。つまり、右手で体を洗ってから左手に移動して浴槽に入るのが順路。石鹸やシャンプーの使用は禁止されている。

 私には41度の浴槽はぬるく感じられ、42度、44度までは順調に移動したものの、46度の浴槽は熱くて退散した。私が行ったときは常時4、5人の入浴客がいたが、44度の浴槽が一番人口密度が高かった。私は階下の42.5度の大浴槽が気に入り、ここで一番長い時間つかっていた。お湯はピリリのちスベスベといったところかな。

 男湯(公式には混浴らしい)の浴室は階下の浴槽がなく、かぶり湯のほかには6つの浴槽が並んでいるそうだ。写真を見る限り、女湯よりも壁などに年季が感じられるので女湯はあとから増築されたらしい。

頭かぶり湯は小さい。右手に打たせ湯、奥に洗い湯がある

 「鹿の湯」という名前は7世紀の前半、傷ついた鹿が体を癒していたことから発見されたという故事にちなんでいるそうだ。(2006年11月)

陽イオン mg/kg   陰イオン mg/kg   非解離成分 メタケイ酸  338.3mg
水素 3.2   フッ素 0.8     メタホウ酸 1.0mg
ナトリウム 39.2   塩素 79.9     メタ亜ヒ酸 0.1mg
カリウム 10.6   硫化水素 42.4     硫酸 0.3mg
カルシウム 70.1   硫酸 398.2        
マグネシウム 16.6              
アルミニウム 7.6         溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 28.8mg
マンガン 1.2              
第一鉄 1.4           成分総計 1040mg
合計 149.9     521.3     蒸発残留物 814.8mg
(平成11年3月15日)

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