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●伊豆山温泉「般若院浴場(伊豆山共同浴場)」廃業 
【注】2005年春に廃業しました。
     
     

【泉質】掲示なし(観光案内所でもらった資料によるとナトリウム・カルシウム−塩化物泉

【泉温】 【湧出量】 【pH】不明

【住所】静岡県熱海市伊豆山以下不詳 電話0557−80−1155 熱海駅から伊豆東海バスで「七尾原循環」に乗って般若院前で下車。すぐ上。歩くと30分ぐらいかかる 地図

【浴槽】内湯

般若院浴場の外観

【営業時間と定休日】14時半から22時(6月から9月)、14時から21時半(10月から5月) 正月三が日は10時から17時 毎週水曜休業

【入浴料】250円  

 開業時間の午後2時までかなり時間があったので熱海駅から歩いていったら上り坂の連続で、30分ほどかけ真冬に汗だくになって到着。バスは日中1時間に3本程度あるのでバスの利用をお勧めする。バス停のすぐ上にあるコンクリートの建物で、県道側には「伊豆山共同浴場」と看板が出ている。入口に回ると「般若院浴場」と看板があり、どっちが正式名称なのだか分からない。

般若院浴場の浴槽  外からみるとまるで休業中のように見えたが、中に入ると既に近所にすんでいるらしいご婦人方が10人ほどいた。まだきょうの営業を始めてから10分もたっていないというのに。番台には誰もおらず、貯金箱のような料金箱には「お金を見せてからいれてください」と書いてある。どうすればいいか脱衣所にいた先客のおばさまに尋ね、出てから払えばいいとの言質をもらう。こういう場合、勝手に『あとで払えばいいや』などと判断して『さては無銭入浴か』などと思われるといけないので、私はなるべく先客に教えを請うことにしている。
小判型の浴槽は熱海周辺で初めてみた

 浴室に入ったら小判型のタイルの浴槽がまんなかにあり、縁全体からあふれた湯が四方八方にさざ波のように広がっていた。まるで九州の共同浴場のようだ。右手には扇形の浴槽がある。これは上がり湯なので浴槽内に入らないようにとの注意書きがあった。

 見慣れない人間がやってきたので、浴室内でも何人かの人の声を掛けられた。熱海の温泉めぐりでこんなところまでやってくるなんて、随分物ずきねぇ、とちょっとみなさん呆れ気味である。親切にいろいろと教えてくれる。お湯は無色透明で、塩辛さや苦味もあまり感じず、すぐ近くの走り湯(浜浴場)に比べたら無味ともいえる。お湯の個性は強くないものの、いかにも地域住民に長いこと親しまれている共同浴場といった感じで、浴室の雰囲気ともあわせてとても気に入った。

 脱衣所にはロッカーはなく、脱衣カゴと棚のみ。分析書の掲示もなかった。もちろん備品も置いていない。(2005年1月)


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