らくだジャーナルTOP埼玉県の温泉目次>さいたま清河寺温泉
     

●さいたま清河寺温泉  仮設時代の入浴記
      
      

【泉質】ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)

【泉温】38.3度(気温30度) 

【湧出量】掲示なし(以前の分析書では毎分480リットル)【pH】7.71

【住所】埼玉県さいたま市西区清河寺683−4 電話048−625−7373 大宮駅西口8番のバス乗り場から出る東武バスに乗って「清河寺」バス停で下車(280円)すると道の反対側にある。バスの行き先は西上尾車庫、平方、リハビリセンターのいずれでも大丈夫(たぶん8番乗り場から出るバスはすべて清河寺を通る)。バスは日中、1時間に4本くらいある。(地図

【浴槽】露天(生源泉湯、源泉あつ湯、源泉岩風呂、つぼ湯、寝湯、寝転び湯)内湯(桧湯、白湯、水風呂、アトラクション風呂、サウナ)

【温泉利用状況】浴槽ごとに異なる。露天の生源泉浴槽は完全掛け流しで消毒もしていない(脱衣所の掲示には冬季には加熱することもあると出ていたが、私が行った2月上旬は加熱していなかった)。

【営業時間と定休日】10時から25時(土日祝は9時から、最終受付24時半)

【入浴料】平日700円、土日祝日800円 (入会金100円で会員になると、それぞれ50円引き)

 2003年の秋に仮施設での無料体験入浴という形で一般公開され、そのアワアワ振りが伝説(ちとオーバーか)ともなっている清河寺温泉。のびのびになっていた商業入浴施設がめでたく2006年2月に完成したので、さっそく行ってきた。バスを降りると立派な平屋建ての建物が目の前にある。物置状の脱衣所があった仮設時代を思い返すと感慨深い。受付から脱衣所までは廊下をカクカクと3、4回曲がる。気の短い私にはじれったい造りながら期待感が高まる。
中庭を囲むように廊下がある

 脱衣所は狭め。ロッカーは全部で170から180ぐらいあったかな。オープン初日には入場制限までしたと聞いたが、週末や祝日ははかなりの混雑になるだろう。化粧コーナーは2カ所に分かれていてそれぞれ3人分ずつのスペース。トイレは脱衣所に入ってすぐの右手奥(以下、すべて女性用)に2つあるだけ。ちょっと少ない気がする。脱衣所から直接露天のスペースに出て、外に置いてある椅子に座ってくつろぐことができるようになっている。タバコを吸う人には嬉しい気遣いみたいだ。

 掛け流し浴槽は露天にあると聞いていたので、体をさっと洗って外に出る。左手にある丸い生源泉浴槽は5人程度。入ると思っていたほどぬるくない。黄色っぽく濁った湯で、体験入浴時の灰色っぽい濁りと違うのは浴槽の色も関係しているのかもしれない。以前ほどではないにせよ、あっというまに大小のアワが手足について、このアワをぬぐうとぬるっとした感触がある(長くつかっているうちにぬるつきはなくなって、手がひっかかるようになった)。

 金気臭と甘い匂いとかすかな油臭?の混じった匂いで、なめてみると塩味とわずかな甘みと出汁風味。浴槽の温度計は最初28度を指していた。生源泉浴槽の入浴者はどんどん増えてきて、一番多いときは15人がつかっていた。手足が入り組んでまさにジクソーパズル状態。ちょっと動くと足や手がぶつかり、あちこちで「すみません」の声が上がっている。この段階で温度計は30度まで上がっていた。
生源泉風呂の温度計は30度弱を指している。込んでいたので周りの人にお願いしてこれだけ撮らせてもらった

 「暖かくなったら気持ち良さそうですね」などと周りの人と話していて気が付いた。この生源泉風呂は屋根がないから広々として開放感があるのだが、春先から秋口まで屋根がないのは日焼けを気にするレディにとってはつらい。菅笠が準備してある温泉もあるけど、この混雑振りで菅笠なんてかぶったらお互いに迷惑でしょうがない。「暖かくなるころまでに屋根を設けて欲しい」と一緒になったご婦人方は口々に言っていた。

 中央の岩風呂と源泉あつ湯は加熱掛け流し。あつ湯が一段高い位置にあり、そこからオーバーフローした湯が岩風呂に流れ込んでいる。ちらしによると、このほか新たに加温した源泉も投入しているそうだ。裏側には寝湯と寝ころび湯がある。右手にはつぼ湯(加熱源泉掛け流し)が2つ。これらの加熱掛け流し浴槽ではアワつきは確認できなかった。

 脱衣所の掲示によると、露天の生源泉湯は38.3度の源泉を非加水・掛け流し・消毒なし「冬期加温」で利用していることになっているが、実際は2月上旬の真冬でも非加熱で利用していた。帰りがけに聞いたところでは、温泉の利用を開始してから少し源泉温度が上がり、オープンから1週間弱の段階で38.8度程度になったそう。

 露天にあるその他の浴槽(岩風呂、寝湯、寝ころび湯、足湯、つぼ湯)は加温・掛け流しで消毒なし、内湯の桧風呂は加温循環ろ過で塩素系薬品で消毒ありと掲示があった。

加熱掛け流しのつぼ湯

 加熱循環している内湯は濁りがなく、黄色っぽい湯に赤みが加わって別物の湯といった感じ。塩素臭も漂い、早々に立ち去った。体験入浴の時の源泉のイキの良さが衝撃的だっただけに、そのときと比べたら随分おとなしくなってしまったなぁと思わないでもないのだが、首都圏の日帰り温泉としては、依然としてかなり高レベルの湯であることは間違いない。(2006年2月)

参考→仮設時代の入浴記

陽イオン mg/kg mval%   陰イオン mg/kg mval%   非解離成分 メタケイ酸 48.4mg
ナトリウム 1580 91.97   フッ素 0.5 0.04     メタホウ酸 8.1mg
カリウム 19.9 0.68   塩素 2343 87.33        
マグネシウム 22.9 2.52   硫酸 3.6 0.09   溶存ガス 遊離二酸化炭素 13.2mg
カルシウム 71.6 4.78   炭酸水素 576.6 12.49        
アルミニウム 0.3 0.04   炭酸 1.2 0.05        
鉄(II) 0.4 0.01                
マンガン 0.1 0.00                
合計 1695       2925       成分総計 4.690g
(平成11年7月27日)

らくだジャーナルTOP埼玉県の温泉目次>さいたま清河寺温泉