【泉質】含硫黄−ナトリウム−塩化物泉 (弱アルカリ性低張性高温泉)
【泉温】50度(使用位置44度)
【住所】新潟県新発田市月岡609−7 電話0254−32−2010 月岡駅からバスで十数分の「旧湯前」バス停下車、目の前(月岡駅の前に「月岡温泉まで徒歩40分」の看板あり)地図(別ウインドウで開きます)
【浴槽】内湯
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【日帰り入浴の営業時間】未確認 【入浴料】500円
バス通りに面し、バス停脇に熊堂屋と浪花屋が隣り合わせに並んでいる。朝7時から外来入浴可能と聞いていた熊堂屋に行ったら「本日入浴不可」の張り紙があったので、浪花屋に行ってみたら午前9時前ながら快く入浴させてもらえた。
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各種ウェブサイトによると、ここの浴室は大小2つあるみたいで、私が行った時はどうやら大きな方が女湯になっていたみたいだ(ただし未確認)。独占状態で使わせてもらった。浴槽のタイルの色のせいで、湯の色は正直いってよくわからなかった。分析書によると弱緑黄色となっている。左奥の湯口に飲泉用のカップがある。一瞬舌に刺激を感じたあとで苦味が勝ってくる。良薬は口に苦し?
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浴槽内のタイルに青い色がついている。オーバーフローは右手前の縁から |
浴槽の湯は表面に油がギラっと光っている。聞いてはいたけどかなりの油膜だ。不思議なのは、湯の花はほとんど確認できないのに、体に茶色い小さなポツポツがくっつくこと。なんだか体のホクロが一気に5倍になったかのようだ。さわると糸を引く感じで粘り気がある。こすると取れるので、おもしろがってそのままにしておいたら、あとで石鹸を使っても取れなくなり、数日間「ホクロ」が残るはめになった。「美人の湯」として知られる月岡だけにつるつる感のある湯だけど、予想以上に油っこい印象だった。
上がってから女将さんとちょっと話をして謎がとけた。道路の向かい側にある源泉のポンプを数日前に交換した結果、入浴できないほどの油が湯に混じるようになり、入浴は何日かお休みして再開したばかりだという。熊堂屋に入浴不可の張り紙があるのもそのためだという。源泉に近く、浴槽の小さな2軒への影響が大きかったそうで、茶色いホクロも油だとうかがった。なるほど。女将さんによると、道路の向かい側にある源泉は、いったん浪花屋の隣にある酒屋の敷地内にあるタンクに引いてきて、そこから給湯を受けているそう。
脱衣所にロッカーはない。カラン(シャワー付き)は2カ所。備品完備。右の写真は共同で利用している源泉の月岡温泉第6号井。(2003年10月)
陽イオン |
mg/kg |
mval% |
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陰イオン |
mg/kg |
mval% |
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ナトリウム |
1099 |
88.55 |
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フッ素 |
3.1 |
0.28 |
カリウム |
25.8 |
1.20 |
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塩素 |
1317 |
65.10 |
アンモニウム |
2.3 |
0.24 |
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ヨウ素 |
0.9 |
0.02 |
マグネシウム |
30.0 |
4.58 |
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硫化水素 |
82.1 |
4.34 |
カルシウム |
56.9 |
5.26 |
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チオ硫酸 |
530.9 |
19.36 |
リチウム |
0.6 |
0.17 |
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炭酸水素 |
370.9 |
10.65 |
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炭酸 |
1.1 |
0.67 |
合計 |
1215 |
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合計 |
2312 |
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