【源泉名】7号井・12号井・13号井 混合泉
【泉質】単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
【泉温】47・6度 【pH】7.91 【湧出量】不明
【温泉利用状況】完全掛け流し(加水、加温、循環ろ過はしていない。消毒もなし)
【住所】新潟県南魚沼市六日町伊勢町 電話なし(問い合わせは南魚沼市観光協会025−722−7171 JR上越線・六日町駅から徒歩5分強。詳しい行き方は末尾参照
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【浴槽】内湯 【営業時間と休業日】10時から23時 年中無休
【入浴料】250円
商店街の外れを少し入ったところにひっそりとある公衆浴場だ。中に入ると番台におばちゃんが座っている。狭めの銭湯といった感じ。脱衣所は3、4人でいっぱいになりそう。入浴後にゆっくり座ってくつろぐようなところではない。平日の昼前で常時2、3人の入浴客がいた。男湯からも常に声がした。個人の温泉サイトでは「独占状態だった」という記述が多かったのでちょっと意外でもある。
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浴室もこじんまりとしている。左側の壁際に4人ほど入れそうな浴槽があり、縁の全面から無色透明の湯が静かにあふれている。湯口近くの壁に張られているのは奥入瀬渓谷の写真だと思う。右側の壁にはカラン(シャワー付き)が4カ所(だったかな)ある。お湯はやや熱め。突き当たりの壁際にレバーがあり、常連さんらしい先客がレバーを操って湯口からの投入量を調節していた。
お湯の肌触りはそれほど特徴ないものの、ほのかな硫黄臭がある。湯口にカップは置いていないが、番台のおばちゃんによると飲泉できるそうで、手ですくって飲んでみたらほんの少し塩分を感じた。とくに何があるというわけじゃない。それでも浴槽に体を沈めると源泉掛け流しの湯がざあっとあふれるのは気持ちのいいものだ。
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奥の壁には奥入瀬渓谷の写真が貼ってある |
番台のおばちゃんが男湯と女湯の常連と交互に世間話を交わしているのも微笑ましい、まさに普段着の温泉だ。備品やドライヤーはない。ロッカーも無いので貴重品は番台に預ける。脱衣所に分析書と温泉利用状況が掲示してある。加水も循環ろ過もしていないうえ、消毒剤も投入していない。営業時間は午後11時までだが「夜11時にお出でいただいても、ごゆっくりと11時を過ぎてもご入浴をお楽しみください」と書かれた張り紙が嬉しい。ほかではこんなの見たことがない。(2005年10月)
六日町駅からのアクセス:
駅を背に商店街を直進、最初の信号を右折、次の信号を左折すると、「中央温泉」の看板が見えるはず。六日町郵便局の手前を入ったところにある。駅から徒歩5分余り。(地図)
陽イオン |
mg/kg |
mval% |
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陰イオン |
mg/kg |
mval% |
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非解離成分 |
メタケイ酸 |
28.3mg |
ナトリウム |
239.0 |
79.94 |
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フッ素 |
3.5 |
1.38 |
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メタホウ酸 |
18.1mg |
カリウム |
10.8 |
2.15 |
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塩素 |
381.9 |
82.40 |
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マグネシウム |
0.7 |
0.46 |
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硫酸 |
31.0 |
4.97 |
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カルシウム |
44.1 |
16.91 |
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炭酸水素 |
76.3 |
9.56 |
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溶存ガス成分 |
遊離二酸化炭素 |
1.6mg |
リチウム |
0.4 |
0.46 |
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炭酸 |
6.6 |
1.68 |
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ストロンチウム |
0.6 |
0.08 |
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成分総計 |
843.0mg |
バリウム |
0.1 |
0 |
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合計 |
295.7 |
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合計 |
499.3 |
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蒸発残留物 |
0.787g |
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