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 ●下諏訪温泉「富部温泉」(廃業)
(注)富部温泉は2007年3月末で廃業しました。


富部温泉外観【源泉名】高木源湯1号井、2号井混合泉源泉  

【泉質】単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)

【泉温】56.6度(気温6度) 【湧出量】不明   【pH】7.96  

【住所】長野県諏訪郡下諏訪町東豊6267−3 電話不明 JR中央本線の下諏訪駅から徒歩10分弱。詳しい行き方は末尾参照

【浴槽】内湯

【温泉利用状況】加水なし、加温なし、循環ろ過器使用(浴槽の汚れなどを防ぐため)、殺菌剤投入あり=券売機の上に掲示

【営業時間と休業日】5時半から22時  定休日不明      【料金】220円

 富部と書いて「とんべ」と読む。下諏訪にある共同浴場のひとつで、2007年3月末で閉鎖されるとの報道を見て、行ってみた。20号から少し入ったところにあるのでとても分かりにくい。母屋?の屋根に「富部温泉」の看板というか文字が出ているが、共同浴場は小さな別棟になっている。

 入口には「ここ十数年来、大変経営の苦しい中を、なんとか営業を続けてまいりましたが、諸般の事情によりやむなく、この3月31日をもって、浴場を閉鎖し組合も解散致すことになりました」との張り紙と、3月29日から31日は無料で開放されるとのお知らせの張り紙が並んでいる。

富部温泉の女湯内部 ガラッと引き戸を開けると自動券売機があり、220円の入浴券を買って窓口に差し出し、脱衣所に入ったら女湯には誰もいなかった。棚とプラスチックの脱衣カゴでロッカーはない。湯気で曇るガラス戸の向こうには左手に角の丸くなった四角形の浴槽。奥の壁には五重塔の?タイル絵がある。掃除が行き届いていて、脱衣所よりも清潔な感じだ。

 お湯は無色透明で、雪道を歩いてきた身にはとりわけ熱く感じられた。実測は43度弱といったところ。クセのない湯ながら朝一番の湯にはちょうどよく、気合いが入ってシャキッとできた。お湯は壁の湯口だけでなく、浴槽ないからの注入もある。これが循環しているお湯だろうか? 

 塩素臭もなく、本当に素朴な共同浴場といった佇まいなので、券売機の上の温泉利用状況を見なかったら、かけ流しで塩素消毒もしていないと思い込んだかもしれない。上がり湯は高騎3号井、4合意混合泉と2種類の混合泉を使い分けているのだが、素人にはその違いなど分かるはずもなく、分析書を見て知った。柿下記掲載の成分表は浴槽で利用している源泉のもの。(2007年3月)

下諏訪駅からのアクセス:
 下諏訪から上諏訪方向に国道20号を進む。エネオスのGSの先に富部の信号があるので、そこを左折、すぐ先を右折して進むと左側にある。20号から少し入るのと、周辺の道が狭いのとで分かりにくい。駅から徒歩10分弱だと思う。私は雪道を歩いたので10分以上かかった。(地図

陽イオン mg/kg    陰イオン mg/kg    非解離成分 メタケイ酸 60.7mg
ナトリウム 194.7   フッ素 2.7     メタホウ酸 18.6mg
カリウム 7.5   塩素 61.2     メタ亜ヒ酸 0.6mg
マグネシウム 1.0   硫酸 40.0        
カルシウム 23.4   リン酸一水素 0.5   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素  4.4mg
アルミニウム 0.7   メタ亜ヒ酸 0.3        
マンガン 0.1   炭酸水素 9.8     蒸発残留物 705mg
アンモニウム   0.2   炭酸 39.0        
(平成10年2月2日)

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