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●沓掛温泉「小倉乃湯」(小倉の湯)
    
    
沓掛温泉「小倉乃湯」外観【源泉名】沓掛温泉1号泉、2号泉、および3号泉混合(共有源泉)

【泉質】3号源泉はアルカリ性単純温泉

【泉温】35.3度  【pH】3号泉は9.53

【湧出量】1号泉毎分223.86リットル(自然湧出)、2号泉毎分70.17リットル(掘削自噴、掘削深度300m)、3号泉毎分85.66リットル(掘削自噴、掘削深度700m)  

【住所】長野県小県郡青木村大字沓掛419−1 電話0268−49−2004 

【浴槽】内湯2(小さめのぬる湯浴槽と、小さい高温(といってもそれほど熱いわけではない)浴槽

【温泉利用状況】加水なし、小浴槽のみ気温の低い時期に加温(源泉温度が人体温に近いため)、かけ流し、毎日換水、殺菌処理なし=玄関ホールに掲示

【引湯方法】源泉から共同分湯槽を経て施設内の貯湯槽から各浴槽へ。引湯料は毎分119.58リットルで1日24時間引湯。

【営業時間と休業日】9時から21時(7、8月は21時半まで)  火曜日定休(休日の場合は翌日)   【料金】150円

洗い場。右手の奥に足湯がある。

 別所温泉の近くにある沓掛温泉は数軒の旅館とこの共同浴場小倉乃湯があるだけの小じんまり&ひっそりとした温泉地で私好みだ。十数年ぶりに訪ねてみたら、小倉乃湯は建て替えられ、従来は平屋だったと記憶しているのだが2階建ての立派な建物になっていた。

 それでも入浴料は150円と嬉しい安さ。浴室のドアを開けた瞬間、ふくよかなゆで卵の匂いがした。カランは5カ所でシャワーも完備。手前の大きな浴槽はぬるめ。真夏のこの季節、とても気持ちよい。体がのびのびする感じ。実際、浴槽内で開脚運動をしているご夫人がいた。奥は熱めの浴槽。といっても、普通の感覚ではちょうどいい温度だと思う。湯口の脇に加熱源泉を足す蛇口がある。

 信濃毎日などによると、2つの浴槽は利用している源泉が違うそうだけれど、ホールに張ってある「安心・安全・正直な信州の温泉表示認定制度」に基づく掲示によると3種の混合源泉という表記はあるものの、浴槽ごとの違いまでは表記されていない。脱衣所に掲示されている成分表は3号源泉のものだった。

洗い場の料金表

 取り立てて何があるというわけじゃない。浴感もそれほどない。でも、割と軽い風合いのお湯で体が浴槽のなかで伸び伸びする感じ。近所の住んでいるらしい人たちの語らいを耳にしながら浴槽から惜しげもなくあふれていく湯をみているだけで、朝からほんわかと幸せな気分になれた。

 建物の左側には野菜や衣類のための洗い場があり、源泉が流しっぱなしになっている。料金も決まっていて、洗濯料50円、種籾浸湯料100円、漬菜洗料200円、洗車料200円と書いてあった。そばにいた近所の人らしい男性に「温泉で車を洗うんですか?」と尋ねたら、「そう、でもやめておいたほうがいいよ。温泉の成分で錆びちゃうから」ということだった。洗い場の右手奥には足湯もあるのだが、こちらはほぼ水と同じ温度。分析書が足湯にまで掲示されていた。(2007年7月)

   3号泉の成分表

陽イオン mg/kg    陰イオン mg/kg    非解離成分 メタケイ酸 39.2mg
ナトリウム 63.4   フッ素 0.5    
カリウム 1.2   塩素 38.5        
マグネシウム 痕跡   水酸 0.5   溶存ガス成分    --
カルシウム 25.8   硫化水素 1.5  
ストロンチウム 0.2   硫酸 115.0     蒸発残留物 305mg
アルミニウム 0.05   炭酸水素 6.7        
マグネシウム 痕跡 炭酸 11.4
バリウム 痕跡 メタホウ酸 0.8
ストロンチウム 0.1
(平成10年1月29日)

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