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●鳴子温泉「滝の湯」
     
     

【泉質】酸性−含硫黄−ナトリウム・アルミニウム・カルシウム−鉄(II)硫酸塩泉(硫化水素型) 低張性酸性高温泉

【泉温】46.2度 pH2.8

【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字湯元 電話なし JR陸羽東線の鳴子温泉駅を出て正面の階段を上り、右手の仙台銀行の角を入って直進。突き当たりの手前右側にある。駅から徒歩5分くらい。

【浴槽】内湯が男女各2

【営業時間と定休日】午前7時半から午後10時   【料金】150円  

男湯の内部

 滝の湯に行くなら晴れた日の午後がいい。ちょうど私たちが行った午後2時すぎ(3月末)というのは、午後の日差しが浴室に差し込んで、光と影のコントラストが言いようもなく美しかった。「日本の外湯の正しいありかた」を感じた。浴槽は2つ。奥の小さな方がぬるめで、西側の窓から2本の源泉が引かれて打たせ湯のように落ちている。

これは男湯の内部。Darling撮影

 手前の大きな浴槽には源泉1本が引かれて水面から2メートルくらいのところから注いでいる。こちらは打たせ湯として使わないようにとの注意書きがあった。浴槽も床もヒバの木でできていて、あたたかみがある。湯はもちろん掛け流し。浴槽の縁から白濁の湯がオーバーフローしている。光の当たっている部分の湯は、細かい湯の花が舞っているのがよく分かる。

 源泉を手に受けてちょっとなめてみたら、聞いていた通りレモネードの味がした。白濁の度合いや硫黄臭は姥の湯や東多賀の湯に比べたら薄いように感じたけど、とにかく「昔の共同浴場」という趣が残されていて最高。温泉嫌いの夫も「雰囲気が良かった」と評価しているくらいだ。貴重品用の小さなロッカーも木製(無料)。ただ、建物の外、入り口の両側に立ててある「湯めぐり手形」の旗は雰囲気を損なっていて残念だ。
奥にある小浴槽は打たせ湯が2本あり、ぬるめになっている。2005年9月撮影

 入浴券は滝の湯よりも手前(駅寄り)2軒目くらいのところにある券売機で。鳴子の湯めぐり手形を使うとシールが1枚必要。湯めぐり手形はシール6枚で1200円だからシール1枚なら200円換算になり、湯めぐり手形を使うと損をすることになる。(2003年3月)

 2年半ぶりに行ったら、入浴券の券売機は滝の湯の入口左側に移動して新しくなっていた。お湯は手前の熱めの浴槽が透明で白くて細かい湯の花入り、打たせ湯のある奥の浴槽は青白く濁っていた。浴室奥の上部にある窓は、木枠の窓の外側に透明な板のルーバー式窓がある。ちょっと記憶が定かではないのだが、これは以前からあったかな? 前回の訪問以降、あちこちの共同浴場を訪ね歩いたが、それでもこの滝の湯ほど雰囲気のあるところは数少ない。私の大好きな温泉のひとつだ。(2005年9月再訪)

2005年9月再訪時の女湯。濁りをほとんど感じない
陽イオン mg/kg mval%    陰イオン mg/kg mvl%    非解離成分 メタケイ酸      136.4mg
ナトリウム 105.1 37.58   フッ素 <0.1 0     メタホウ酸        5.1mg
カリウム 7.6 1.56   塩素 61.0 13.04     メタ亜ヒ酸       0.3mg
アンモニウム 0.2 0.08   チオ硫酸 <0.1 0        
マグネシウム 2.7 1.81   硫酸水素 56.3 4.40   溶存物質計   1.0069g
カルシウム 50.2 20.56   硫酸 522.8 82.56        
ストロンチウム 0.1 0   リン酸2水素 0.2 0   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 505.5mg
アルミニウム 34.2 31.25             遊離硫化水素     2.7mg
マンガン 0.2 0                
鉄(II) 24.4 7.15                
    0             成分総計 1.515g
合計 224.8     合計 640.3          
(平成9年7月14日)

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