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●鳴子温泉「東多賀の湯」
    

【泉質】含硫黄−ナトリウム・カルシウム−硫酸塩線 低張性弱酸性高温泉

【泉温】60.5度  pH5.4 

【住所】宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷160 電話0229(83)3133 JR陸羽東線・鳴子温泉駅下車徒歩10分くらい。上記西多賀旅館の隣。

【浴槽】内湯男女各1

【営業時間と定休日】10時から20時

【入浴料】500円 (湯めぐり手形のシールだと2枚=400円)

 日帰り入浴施設なのか旅館なのかなのかよく分からない外観。受付にいた女性に「日帰り入浴させていただきたいんですけど」と言ったら、返事は「500円」と一言だけ。鳴子周辺では浴室の前まで案内してくれるところも多く、浴室の場所の説明すらしてもらえなかったのはここだけ。第一印象はよくない。

 1階奥の左側が休憩スペース、右側奥が女性用の浴室になっている。ロッカーはなく脱衣カゴのみ。浴室に入ると、床、壁、浴槽はすべてこげ茶の木で出来ていて、浴槽にはミルキーホワイトの硫黄泉が。滝の湯と比べるともかなり濃い感じで硫黄臭も強い。浴槽の水面すぐ上に空気穴が数個あいているのは気化した硫化水素成分を外に出すためなんだろう。浴槽に入ると最初はちょっとピリピリしたけど、すぐに硫黄の香りに包まれて極楽気分。独占状態だったので、鼻をクンクンさせながら、じっくりとつかった。ちょっとなめてみたら苦味と酸味の混じった味がした。

2005年9月再訪時の写真

 カランはなく、左手前にある木製の源泉タンク?のようなところから源泉が木製の桶に注いで上がり湯になっている。石鹸はあった。上がり湯、浴槽の投入口ともに源泉は出たり止まったりの繰り返しで、脱衣所には「源泉は間欠泉のようになっているので、止まることもあります」というような掲示があった。鳴子駅の観光案内所で湯めぐり手形を買ったときについてきた一覧表によると、日帰り入浴の時間帯は10時から15時となっていたけど、東多賀の湯の入り口には8時から20時と書いてあった。(2003年4月)

 再訪時は以前よりも薄まったような気もしたが、濃厚だというイメージで凝り固まっていたせいかもしれない。窓は目隠しに覆われていて明かり取りは期待できないのだが、浴室には照明がない、脱衣所から白熱灯で照らすようになっているのだが、それがまた妙に落ち着ける空間を作っている。初訪問時の印象はよくなかったのだが、再訪時に初めて女将さんと話す。感じのいい方で安心した。

 この湯の成分の濃さは、脱衣所に入る前からうかがえる。というのも、脱衣所にたどり着く前の廊下に2カ所引き戸があり、温泉の成分で電化製品がダメになってしまうので必ず扉を閉めるようにとお願いする紙が貼ってある。また、脱衣所には硫化水素ガスへの注意を呼びかけ、窓を絶対に閉めないようにとの掲示もある。(2005年9月)

陽イオン mg/kg mval%    陰イオン mg/kg mval%    非解離成分 メタケイ酸      205.3mg
リチウム 0.1 0.07   フッ素 0.1 0     メタホウ酸        8.4mg
ナトリウム 201.8 58.73   塩素 24.1 4.88     メタ亜ヒ酸       <0.1mg
カリウム 25.3 4.35   硫化水素 31.2 6.74        
アンモニウム 0.7 0.27   チオ硫酸 0.3 0   溶存物質計   1.2158g
マグネシウム 22.0 12.11   硫酸 475.4 71.02        
カルシウム 72.0 24.01   リン酸1 0.5 0.07   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 481.5mg
ストロンチウム 0.2 0   炭酸水素 146.8 17.29     遊離硫化水素     1.1mg
アルミニウム 0.2 0.13                
マンガン(II) 1.3 0.33                
鉄(II) 0.1 0                
鉄(III)、銅、亜鉛 <0.1 0           成分総計   1.698g
合計 323.7     合計 678.4          
(昭和61年2月19日)

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