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●人吉温泉「新温泉
    
    

【泉質】単純温泉

【泉温】 【湧出量】掲示なし

【住所】熊本県人吉市紺屋町80 電話0966−22−2020 人吉駅から直進し2つ目の信号を左折、川を渡った右手の路地の中にある(ちょっと分かりにくい)

【浴槽】内湯(寝湯あり)

新温泉の外観

【営業時間と定休日】6時から9時、13時から22時 無休   【入浴料】300円

浴室内部

 駅の観光案内所でもらった地図がザックリしていたので、見付けるのに手間取ってしまった。川から一本入った路地にひっそりとたたずんでいる。外観からして風格があり、「新温泉」という名前とは正反対だ。外から見ただけでは営業しているのかどうか分からない。扉を開けて中に入ったら、常連さんとしゃべっていた番台のおばちゃんが笑顔で迎えてくれた。 

 外観も歴史を感じさせるけど、脱衣所はもっとレトロ。聞けば昭和7年の創業だそうで、当時からそれほど変わっていないんじゃないかと思う。棚には常連さんの備品がびっしりと置いてある。壁の上には古い広告が貼ってある。

オーバーフローした湯が静かに床を漂う。左が寝湯


 浴室に入ったら完全に昭和初期にタイムスリップした。天井が高く広々とした浴室の左右に浴槽が1つずつある。浴槽の縁も低いので広々としている。よくみると内側から鉄骨で天井を支えている。大幅な改築をしないでこの建物を守って行こうという意志が感じられて嬉しい。

 お湯は透明ながら茶色がかっている。左側にある寝湯は黒っぽい湯の花あり。右側の普通の深さの浴槽では確認できなかった。飲泉用のカップがあったので飲んでみたけど、ほとんど味は感じなかった。両浴槽への源泉投入量はそれほど多くない。浴槽の縁からオーバーフローあり。カランは源泉2カ所、水1カ所、洗面所のようなスペースに水3カ所。備品、ロッカーはない。

 脱衣所の鏡の前に旅人ノートが置いてあり、旅行者が自由に思ったことを書き綴っている。私も足跡を残しておいた。とにかく雰囲気がよく番台のおばちゃんもいい味出している。このまま変わらずにいてもらいたいと強く思った。(2003年8月)(2004年3月再訪)

 なお、湯量の減少に伴って2004年1月以降は女湯のみの営業となっていたが、11月に訪問した人によると2004年10月に湯量が回復、男湯の営業も再開したそう。(情報提供ありがとうございます)=2004年12月3日改訂

外観近影

左の扉が女湯入口。営業しているのかどうか外からは分からない

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