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●箱根湯本温泉「平賀敬美術館
     
     
【源泉名】湯本温泉・福住湧泉(湯本第3号)  

【泉質】アルカリ性単純温泉

【泉温】42.4度 【湧出量】不明  【pH】 8.9

【住所】神奈川県足柄下郡箱根町湯本613 電話0460−85−8327 箱根湯本駅から徒歩10分程度。(地図

【温泉利用状況】源泉100%かけ流しの掲示あり

【設備】内湯      【営業時間】11時から17時   水・木定休 

【入浴料】1000円(入館料は別途500円必要、ホームページを見たというと100円引き)

【公式サイト】http://www.hiraga-key-museum.com/

 画家・平賀敬の晩年の住まいが美術館として2005年11月から一般開放されている。切り盛りしているのは夫人の幸さん。もともとは老舗旅館「萬翠楼福住」の別荘で、井上馨、犬養毅といった要人が宿泊したこともある建物。そのお風呂に別料金で入ることができる。

 浴室は第一浴場と第二浴場の2つあるが、私が行ったときに使っていたお風呂は奥にある第二浴場のみ。ちょうど誰も入っていなかったため、まずお風呂に入れてもらう。ドアを開けると、手前が脱衣スペースで、階段1段分下が浴場になっている。要するに脱衣所と浴場一体型。壁にはちゃんと成分表が掲示してある。

 フェイスタオルを2枚貸してくれるのはトド用。なんと、ここのお風呂は床にヒタヒタとあふれる湯の上にゴロンと寝るための石の枕があるのだ(上の写真で左側の洗面器が立てかけておいてあるところ)。その石にタオルをかけてつかってくださいということなのだ。うぅ、こんなところでトドになれるなんて思っていなかった。

 さすが由緒ある風呂(といっても明治時代のままのわけないか…)、浴槽は私のような素人にも一目でそれと分かる大理石(ホワイトマーブル)。浴室の床も大理石をはめ込んだおしゃれなデザインだ。窓の外は石垣。このあたり(家の裏手)で源泉が湧いていいそうだ。

 浴槽は家のお風呂よりも少し大きい程度。お湯は無色透明で浴槽内で41度程度。浴感はそれほどない。上から竹のカバーをかぶせた湯口(中をのぞいたら塩ビだった)からはお湯がチョロチョロと注がれている。いや、チョロチョロという語感よりも少し多めかな。この投入分があふれて大理石の床をヒタヒタと漂っているのだ。

 しばらく湯につかり、『よ〜し、次はトドになるぞ』と横になったあとで気がついた。浴槽のお湯は縁よりもかなり下にある。私が入って体積分のお湯があふれてしまったのだから、しばらく待たなくちゃいけないってことを。手桶で体に湯をかけながら、ヒタヒタとあふれてくるのを待つ。そのうち、浴槽から少しずつ湯があふれ始めると、なんともいい具合。このところ疲れがたまっていることもあり、もう少しで寝てしまいそうになった。

 湯あがりには山の湧き水とおまんじゅうをいただき、平賀敬を紹介したテレビ報道の録画を見て、ゆっくりと絵を鑑賞させていただいた。最近は有名になってきているようで、平日だというのにコンスタントに訪問客が来ていた。幸夫人はとても感じのよいホスピタリティあふれる方なのだが、ゆっくりお話できなかったのがちょっと残念。隠れ家的なところだが、だんだんと認知度が高まっている様子だ。(2008年2月)


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