らくだジャーナルTOP兵庫県の温泉目次>武田尾温泉「紅葉館別庭あざれ」仮設露天風呂
    

●武田尾温泉「紅葉館別庭あざれ」仮設露天風呂(終了)
【注】紅葉館別庭あざれのオープンに先立ち、仮設露天風呂の公開は終了した。
     
     
【源泉名】武田尾一号温泉

【泉質】含弱放射能−ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉

【泉温】29.6度(気温21度)   【湧出量】毎分410リットル 【pH】8.0

【住所】兵庫県宝塚市玉瀬字イヅリハ1−47 電話0797−91−0131(住所と電話は別庭あざれのもの)  JR福知山線・武田尾駅を出て右手に徒歩5分(武田尾橋から見える)

【温泉利用状況】掲示なし(状況から見て加温なし、加水なし、かけ流し、消毒なしと思われる)

右側から湯が豪快にあふれている

【浴槽】露天風呂(脱衣所等の設備はない)  【営業時間と休業日】24時間可    【入浴料】無料 

【公式サイト】http://www.koyokan.ne.jp/

 2004年10月の台風23号で甚大な被害を受けて休業していた「紅葉館」が2008年12月の営業再開に向けて新源泉を掘削した。移転新築した旅館に温泉を引くまでの数カ月のみ川原に露天風呂を設けて無料開放しているので夏のうちに行かなくてはとあせって訪問してみた。

太いパイプから源泉がドバドバ

 駅を出て川沿いに右手に歩くと、川原に浴槽があるのは遠くからでも分かる。トンネルを抜けて進むと、ガードレール越えた歩道の下に浴槽がある。駅から徒歩5分くらい。迷いようがないところにある。太いパイプからドバドバと源泉がそそがれ、反対側の縁からは惜しげもなく滝のように湯があふれて浴槽周りは洪水状態。壮観だ。浴槽内を覗き込むと白い細かい泡がクチュクチュとひしめきあって乱舞している。

 パイプ脇の板にはちゃんと分析書も掲示されている。その隣には「武田尾一号源泉」とうやうやしく?書かれた板もある。自慢の湯であることがうかがえる。公式サイトの掲示板によると飲用もできそうな感じなのだが、飲用に関する掲示は見当たらなかった。

駅からは左奥のトンネルを通ってくる

 浴槽は2人程度入れる大きさ。ちゃんと中に段があって腰掛けられるようになっている。入るなり全身が細かい白い泡に覆われた。なんとも気持ちよい。早起きの疲れと湯のぬるさがあいまって眠気を誘う。これだけアワアワなのだからヌメつきのある湯かと思いきや、キシキシ系のしっかりした欲感がある。炭酸水素イオンが少ないためだろうか。わずかな金気臭と温泉臭を感じる。

 1時間ほどのんびりとつからせていただいた。なお、浴槽周りには脱衣用のスペースは一切ない。JR駅のトイレは利用可能。川の対岸は道になっていて武田尾温泉のほかの旅館に往復する人が通る。

 備品は私の訪問時にはポリバケツがひとつ置いてあった。排水は川に流れ込むので間違っても石鹸やシャンプーは使わないようにしたい。紅葉荘によると、この仮設露天をいつまで公開するか決めていないそうだが、新築する旅館が開業する12月中旬までには引き込み工事を済ませるので遅くとも11月には入れなくなるだろう。良質の湯を自由に利用できるようにしてくれた紅葉館には深く感謝したい。(2008年9月)

アワアワ具合が分かっていただけるだろうか?(左)表面張力で盛り上がったかのような湯面(中)川べりの高台に浴槽がある(右)

    

陽イオン mg/kg mval% 陰イオン mg/kg mval% 非乖離成分 メタケイ酸 58.4mg
ナトリウム 319.8 69.31 フッ素 4.2 1.14 メタホウ酸 16.3mg
カリウム 1.0 0.15 塩化物 640.0 93.57
アンモニウム 0.3 0.10 臭化物 1.5 0.10
マグネシウム 1.3 0.55 硫化水素 0.3 0.05 溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 <0.1mg
カルシウム 120.2 29.90 硫酸 4.4 0.47
アルミニウム <0.1 - 炭酸水素 36.6 3.11 成分総計 1.213g
マンガン <0.1 - 炭酸 9.0 1.56 蒸発残留物 1.436g
鉄(U) <0.1 -
合計 442.6 合計 696.0 (平成20年4月14日)

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