らくだジャーナルTOP北海道の温泉目次>湯の川温泉「山内温泉長生湯」
     

●湯の川温泉「山内温泉長生湯」
   
   
山内温泉長生湯外観【源泉名】湯川3丁目源泉混合泉   

【泉質】ナトリウム・カルシウム−塩化物泉    【pH】6.7 

【泉温】64.1度(気温24度) 【湧出量】毎分2560リットル(混合)

【住所】北海道函館市湯川町2−20−9 電話0138−57−8692 路面電車「湯の川温泉電停から徒歩2分

【浴槽】内湯

【温泉利用状況】加水なし、加温なし、かけ流し、消毒なし 

【営業時間と定休日】6時から21時半 火曜定休    【料金】420円    

浴場奥から出入り口方向を見る

 訪ねる前から大好きな温泉。というのも、外観の写真を撮っていたら、ちょうどお風呂に入りに来たご婦人に「写真を撮っているだけじゃなくて、温泉も入って行ったらどうですか? いいですよ、ここのお湯は」とニッコリ声をかけられたから。温泉嫌いの連れ(夫)が一緒だったため、「今日はちょっと時間がないんですけれど、数日後に来る予定です」と言って出直した。

 内部は日乃出湯に勝るとも劣らない歴史を感じる。壁の棚には常連さんのお風呂グッズが並んでいるが、その多くは風呂敷包みだ。その下には使い込まれて飴色になった籐カゴ。平成時代の銭湯とは思えない光景にしばしウットリと佇んだ。

 おまけに内部は別府の共同浴場に似た造りになっている。脱衣所から階段を数段下がったところが浴場になっているし、真ん中にだ円形の浴槽があるのもそれらしい。

脱衣所の一角にある常連さんのお風呂グッズ

 浴槽は2つに区切られていて、広い方が熱くて44度台。体を縮こめればどうにか2人入れる程度の広さのぬるい方は42.5度。ヨソ者の感覚ではぬるい部分を広くしてくれればいいのに。手を入れて予想と逆だったので「さすが湯の川!」と苦笑する。熱めの浴槽は首回りがチリチリする熱さで、地元の人に「よく入れますね〜」と驚かれた。

 お湯の肌触りはスベッとしておとなめの印象なのに、浴槽の縁や床ベージュ色の析出物がコッテリとこびりつき、床はクレーター模様になっている。浴槽内も析出物がこびりついていて底に微妙な傾斜がある。

 ちょっと気になったのは男湯との境。壁ではなくてすりガラスになっているのだが、人影がかなりはっきりと見えてあせった。あのガラスの近くにはあまり立ちたくないな〜。しかも浴場の奥まったくぼみスペースには白いカーテンがはられているのだが、どうみてもカーテンの向こうは男湯。しかもそのカーテンが半開きになっていて、すご〜く気になった。聞こえて来る声はおじいちゃんの声ばかりだったけれど。ヘンなところでドキドキする温泉だった。

 帰り際に尋ねたところ、60−70年前から営業しているとのアバウトな答え。70年やっているとしても、大正初期からやっているという日乃出湯の方が歴史は古そうだ。(2009年9月)

陽イオン mg/kg mval%    陰イオン mg/kg mval%    非解離成分 メタケイ酸 60.0mg
ナトリウム 2152 65.78   フッ素 1.7 0.06     メタホウ酸 23.3mg
カリウム 132.4 2.38   塩素 3947 78.16        
アンモニウム 1.1 0.04   硫化水素 0.0 0.00        
マグネシウム 188.6 10.91   チオ硫酸 0.6 0.01   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 269.2mg
カルシウム 594.6 20.85   硫酸 793.1 11.59        
マンガン 0.1 0   炭酸水素 884.2 10.18        
        炭酸 0.3 0.01     成分総計 9.049g
リン酸 0.6 0.01 蒸発残留物 8.294g
合計 3069       387.3      
    (平成12年10月3日)

↓の地図は左上のプラスとマイナスの記号をクリックして縮尺を変えられます。


らくだジャーナルTOP北海道の温泉目次>湯の川温泉「山内温泉長生湯」