らくだジャーナルTOP北海道の温泉目次>ニセコ薬師温泉「薬師温泉旅館」
       

●ニセコ薬師温泉(ニセコ温泉郷)「薬師温泉旅館」
   
   
【源泉名】薬師温泉  【泉質】含炭酸弱食塩泉

【泉温】39度(気温10度)  【湧出量】不明(自然湧出)  【pH】5.6 

【住所】北海道磯谷郡蘭越町日の出 電話0136−58−3057 JR・函館本線の昆布駅から約5キロ 地図

【浴槽】内湯2(うち1つは混浴)と露天1(混浴)

【日帰り入浴の営業時間】6時から20時    

【料金】300円 

 森の中にポツンとある温泉旅館というか湯治宿。玄関では熊の剥製が出迎えてくれる。ちょうど朝食の時間帯に日帰り入浴で訪ねたが、1人できている湯治目的の人が多そうな地味な雰囲気。若い女性向けのガイドブックを持っているようないわゆる今風の観光客は(偶然かもしれないけど)見かけなかった。ここは「薄毛に効く」という評判の珍しい温泉。興味があったので、2種類ある浴室のどちらの湯が効くのかまず女将さんに尋ねてみた。「両方とも効くよ。お湯に潜るといい。髪の生え際がシュワ〜っとするのが分かるっていう人もいる」とのこと。温泉で潜るのを勧められたのは初めてだ。

濁り湯

コンヨクの濁り湯

まず、手前左側にあるコンヨクの濁り湯へ。脱衣所は別になっている。中は灯りをつけても薄暗い。コンクリートの床はほとんどない。浴室に比べて浴槽が大きいのだ。掛け湯をして浴槽に入ろうにも、茶褐色の濁り湯のため足元が見えない。たまに底からぶくぶくっと泡が上ってくる。浴槽内部に木製の板で踏み段ができているけど、この板が心もとない。体重でぎ〜っとかしぐ。底はデコボコでちょっとしたプールぐらいの深さがある。ほかに入浴客がいなかったこともあり、妙にくつろげた。浴室と脱衣所の間のドアは浴室側からカギがかけられるようになっていた(男性用のみチェック)。ここの湯はたまに色が透明になったり青くなったりと変わるそうだ。

 ついで奥にある透明湯へ。もともとはここも混浴だったみたいで、底で男女の浴槽がつながっている。無理やり真ん中で2つに分けたせいか妙に細長い。濁り湯ほどのダイナミックさなないものの、底から泡がふつふつと上がってきて肌にまとわりつく。こちらも足元湧出なので源泉の投入量はわからないものの、浴槽奥の側溝にあふれる湯の量をみると、湧出量は半端じゃなさそう。こちらは濁り湯よりもぬるめなのに、ちょっとつかっただけでドバ〜ッと汗が出てくる。気のせいかもしれないけど、毛細血管の先まで一気に広がって血流がよくなった感じがする。この透明湯は特に気に入った。

透明湯
透明湯には茶色い湯の花が大量に泳いでいた
 さて、露天。旅館の人は入浴はあまり勧めないという雰囲気。確かにきのうは大雨が降ったし、入浴はムリかな。それでも見学だけでもしようと露天に向かう。駐車場の傍らにあるゴミ置き場の脇にある踏み分け道を入っていくとすぐにあった。ちょっと緑がかったクリーム色の湯はほとんど水と変わらないぬるさ。大雨と強風のあとで水面にもいろんなものが浮いていたので入浴は見送った。

 分析書は透明湯の脱衣所と食事処になっているホールに掲示されている。どちらも透明湯のものだそう。脱衣所にあった古い分析書は源泉名がなぜか「成田温泉」となっていた。従業員の方からはニセコ薬師温泉は「薬師」群馬県の薬師温泉に似ているということで名づけられたとうかがった。(2004年8月)

ちょっと離れたところにある露天風呂

野趣あふれる露天というか野天

昆布駅からのアクセス:
 歩く猛者もいる。1時間ぐらいかかるそう。駅を出て左手から線路の反対側に進み坂道を登っていく。途中2カ所に道案内の表示あり。車なら10分ぐらい。昆布駅の前にはタクシーがいないので、蘭越ハイヤー(0136−57−5031)に電話して呼ぶしかない。ただし、朝7時ごろ電話しても誰も出ず、結構苦労したのでタクシーで行くのなら事前に予約したほうがいいかも

 透明湯の成分は以下の通り。ナトリウム0.500g、カリウム0.010g、カルシウム0.187g、マグネシウム0.021g、マンガン0.0078g、鉄0.0044g、アルミニウム0.0044g、塩素0.819g、重炭酸0.364g、硫酸0.148g、リン酸水素0.0001g以下 メタホウ酸0.823g、メタケイ酸0.217g (一番上に書いた泉温やpHも透明湯の数値)


らくだジャーナルTOP北海道の温泉目次>ニセコ薬師温泉「薬師温泉旅館」