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●川原湯温泉「山木館」
   
   
山木館の外観【泉質】川原湯温泉新湯と元の湯混合泉

【泉質】含硫黄−カルシウム・ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉

【泉温】71.6度  【湧出量】掲示なし   【pH】7.1

【住所】群馬県吾妻郡長野原町川原湯305−1 電話0279−83−2221 吾妻線の川原湯温泉駅下車、JR吾妻線の川原湯温泉駅下車、徒歩10分強

【浴槽】内湯と露天、貸切風呂

女性用露天風呂からの眺め

【温泉利用状況】露天風呂は循環、温度が下がった場合は加温、塩素系薬剤利用。内湯は加水あり、加温なし、かけ流し、消毒無し。貸切風呂は不明

【入浴可能な時間】10時から15時    【料金】700円  

【公式サイト】http://www.yamakikan.gr.jp/

 温泉街の中ほどにある旅館。ここなら日帰り入浴できるはずと聞いて訪ねてみた。ここは水車が有名らしく、玄関脇にミニチュアの水車があり「本物は中にあります」と書いてある。チェックアウト後の清掃で忙しそうだったが、快く受け入れてもらい露天風呂と内湯の場所を教えてくれる。

水車は浴槽のすぐ脇にある

 まず露天風呂に行くことにした。水車の湯があるのだ。行ってみたら水車の湯は男湯で、女湯は望郷の湯だった。男湯と女湯の表示は固定されていたので、時間交代というわけじゃなさそう。ややガッカリして入る。斜面にあり、浴槽の前が開けているので、それなりに開放感もあっていい感じだ。お湯はちょっとぬるめで、そのせいかパンチに欠けるような気がした(あとで循環しているとの表示を見つけた)。

 男湯との境の壁に木戸があり、何やら注意書きがある。女湯からは鍵をあけて男湯に行けるようになっていた(逆は不可)。向こう側を除いたら誰もいなかったので、男湯に進出する。水車の湯といっても浴槽に水車があるわけではなく、浴槽の脇に大きな水車があるだけ。なんとなく圧迫感があり、女湯で十分だと納得して戻る。

女性用の内湯は目隠しで外の景色は見えない

 掲示されている分析書は、温泉利用状況のところが何とも不思議な内容になっている。加水状況は「浴槽水が湯水が自動的に供給」、加温は「浴槽水の温度が低くなった場合自動的に加温」、循環ろ過の状況は「衛生管理のため塩素系薬剤注入」だ。入浴剤はなく、消毒剤の有無欄には「塩素系薬剤週1回注入」とある。これは循環ろ過しているこということなんだろうかと首をひねりながら外に出たところ、露天風呂という看板の隅に「循環」と書いてあるのに気づいた。

 次いで内湯へ。湯気もうもうで浴槽がよく見えないほど。浴槽の中に茶色いボールのようなものがたくさん浮かんでいる。近づいてよくみたら小さなリンゴだった。そういえばリンゴの甘い匂いが漂っている。無色透明の湯は浴槽内45度とかなり熱めで川原湯らしい鉱物臭がリンゴの匂いと混ざりながら鼻をくすぐる。

 よくみると、白と黒の入り混じった大きな湯の花がプカプカ浮き沈みしている。こういっちゃなんだが、まるで鳥のフンみたいにみえる。湯の花をよく知らない人がみたらドキッとするかも。内湯は加水なし、加温なし、循環ろ過無し、消毒無しと脱衣所内に掲示されていた。やはり露天風呂とはまったく質感が違う。男性用の内湯はムササビの餌付けがみられるそうだ。パンフレットによると「モモ太」というムササビがやってくるらしい。

 全体的にはこじんまりとしていて(客室は10部屋)、居心地の良さそうな旅館に思えた。玄関脇にはすごくおとなしい犬がいる。駅へ戻る道すがら「山木館駐車場36メートル先左」という看板を見つけ、その細かさに一人で爆笑した。(2008年3月)

玄関脇のミニチュア水車(左)と温泉犬(中)。駐車場までの距離表示が細かくて笑いを誘った(右)
 
陽イオン mg/kg   陰イオン mg/kg   非解離成分 メタホウ酸 37.8mg
ナトリウム 289   フッ素 0.7     メタケイ酸 88.4mg
カリウム 5.83   塩素 576        
マグネシウム 0.44   硫酸 584   溶存ガス 遊離二酸化炭素 5.7mg
カルシウム 321   炭酸水素 45.8     遊離硫化水素 1mg
鉄(II) 0.01   硫化水素 1.2        
マンガン 0.04              
アルミニウム 0.1              
合計 616     1208     成分総計 1957mg

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