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●川原湯温泉「聖天様露天風呂」
   
   
聖天様露天風呂の外観【泉質】川原湯温泉新湯

【泉質】カルシウム・ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉

【泉温】掲示なし(80度あると注意を促す手書きの張り紙あり 【湧出量】掲示なし

【住所】不明 無人施設なので電話はない 吾妻線の川原湯温泉駅下車、JR吾妻線の川原湯温泉駅下車、徒歩10分弱

【浴槽】混浴の露天風呂(男女共用の脱衣所は棚があるだけで小屋状になっていない)

浴槽周りに壁は一切ない

【温泉利用状況】源泉かけ流し(現場の状況から判断すれば加水あり)

【入浴可能な時間】7時から19時(4月から11月は20時まで) 

【料金】100円料金箱に入れる)   

 駅から行くと温泉街の左手高台にある。道案内の表示に従って階段を上がっていくと、ほのかに湯気が上がっている。100円だまを料金箱に入れ、靴を棚に置く。よかった、誰もいない。寒い平日の朝早くだから当然か。脱衣所スペースは棚のみ。浴槽側には壁は一切なく、浴槽周りにも目隠しは一切ないので、ほかの人がいたら女性にはかなり難易度が高そうだ。

源泉の投入はそれほど多くないがとにかく熱い

 湯口からはお湯がチョロチョロと注がれ、同時に青いホースから水も加えられている。飲泉カップが置いてあるので早速飲んでみる。わずかな塩味がする源泉は香ばしい硫黄臭に加え、川原湯特有のちょっと刺激のある匂い(鉱物臭?)が混ざっている。源泉湯口の温度は72.1度。浴槽内は湯口に近いあたりが44.2度、手前(脱衣所近く)が40.5度。

 ちょうど良い湯加減だ、いざ参ろう!と、ケロリン桶でかけ湯をしようとして気づいた。底に残った湯が昨晩のうちに凍って厚さ2センチくらいの円盤状の氷になっている。どうもケロリンの文字が薄いと思ったんだよね。ということは、私はきょうの一番風呂につからせてもらえるらしい。なんとなく自慢したい気分。

脱衣スペースには棚の下に時計がある

 周りの景色を見渡しながら入る開放的な露天風呂は格別だ。何年先になるかは知らないが、こんな素敵なところがなくなってしまうなんて残念でならない。混浴露天風呂の落ち着かなさを差し引いても、十分に満足できるお湯だった。しかし、いったん湯からあがると猛烈に寒い。浴槽周りの石張りの部分が冷たくて、いったん上がったあと浴槽に逆戻り。ついつい長湯をしてしまった。

 浴槽や脱衣所周辺はとてもきれいに保たれている。入浴料を管理に充てているそうだ。周辺は禁煙。飲食禁止。川原湯温泉の最後の瞬間まで旅行者に開放される露天風呂であってほしい。外壁の掲示によると、ここは川原湯新源泉のみを利用している(笹湯と王湯はともに新源泉と旧源泉を混合して利用している)。

 数時間後に川原湯温泉駅の脇にある「とねりこ」に行ったら、私が聖天様露天風呂の周辺で写真を撮っているところを見かけたと言われ、「あそこのお風呂はどうでしたか?」と尋ねられた。「湯加減もちょうどよくて、すごく気持ちよかったです」と返答したら、「えっ、あそこに入ったんですか!? 女の人で入る人ってまずいないんだけど…」と言われてしまった。ちょっと恥ずかしかった。(2008年3月)

ケロリン桶の底の氷(左)。入り口の料金箱(中)。聖天様への道は雪が残っていた(右)

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