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●鳩ノ湯温泉「三鳩楼」(さんきゅうろう)
   
   

鳩ノ湯温泉「三鳩楼」外観【源泉名】鳩の湯   

【泉質】ナトリウム・カルシウム・塩化物−硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)

【泉温】45.5度(気温25.5度)

【湧出量】測定不可(自噴) 【pH】6.8

【住所】群馬県吾妻郡吾妻町本宿3314 (地図) 電話0279−69−2774 JR吾妻線中之条駅からバス40分の大戸で乗り換えて20分の清水下車、徒歩5分。あるいは高崎からバス60分の権田で乗り換えて20分の清水下車、徒歩5分。(以上はパンフレットの表記。私は車で連れて行ってもらった)

【浴槽】内湯と半露天   【温泉利用状況】「気温の低い期間のみ、入浴に適した温度にするため加温しています」と表示あり

三鳩楼の女性用半露天
実際は写真よりも緑色は薄い感じ

【日帰り入浴の営業時間】未確認  【入浴料】800円  

 鳩の湯温泉の一軒宿。ロビーには「おじいさんの古時計」といった感じのアンティークな調度品が飾られているというか、いまだに使われている。帳場上には「内務省衛生試験所分析と記された木製の成分表も。おじいちゃんちに遊びに来たというよりも「実用的な博物館」の雰囲気だ。

 半露天と内湯は別々のところにあり、洋服を着直して移動しなくてはならない。階段を上ったところにカゴとベンチがあるだけの小さな脱衣所があり、半露天も小ぶり。灰色に濁った湯は内湯に比べて湯の花が少なく、鮮度は内湯のほうが断然良い。ちょっと蜘蛛の巣が気になった。

 内湯はかなり広い。問題は浴槽に18枚の板でフタをしてあること。先客がいればフタ開けの作業をしなくてもすむのだが、こういうときに限って独占状態。脱衣所には「天然温泉に付入浴後は必ずふたをしてください」というお願いの木札までさがっている。浴槽の写真が撮りたいので全部板をはずすことにする。途中でくじけそうになった。名づけて「体育会系の湯」だ。あのフタを全部外すひとってあまりいないかもしれない(特に女性)。これは開湯時からの伝統だそうだ。

フタを全部外し、再びするのはちょっとした肉体労働だ

 湯口からの投入は停止したり再開したりで安定していない。緑がかった灰色っぽい湯は底に明るい黄土色の湯の花がたくさん沈んでいて、私が入って手でかき混ぜたらいっせいに舞い上がって湯の色がオレンジ色っぽくなった。それだけで嬉しくなってしまう。お湯は最初スベッっとして、あとで引っかかる感触がある。スベキシの湯とでもいおうか。

 あとで聞いたところ、泉源はこの女性用内湯の下3メートルの地点にあるそうで、この浴槽が一番フレッシュな源泉を浴びることができるらしい。ちょっとした穴場。フタの開け閉めが大変だけど、内湯を強くお勧めする。女将さんによると「全国の温泉を回ったけれど、ここの湯が最高」といって数十年も住み続けた人がいるそうで、「ちょっとした穴場」なんていったらおこられるだろうか? (2007年7月)

       
陽イオン mg/kg mval%   陰イオン mg/kg mval%   非解離成分 メタケイ酸  138mg
ナトリウム 223 47.07   フッ素 0.1 0.04     メタホウ酸 5.6mg
カリウム 17.6 2.19   塩素 81.7 11.23        
マグネシウム 67.5 27.01   硫酸 190 19.28        
カルシウム 97.3 23.59   炭酸水素 869 69.42   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 141mg
鉄(II) 0.84 0.15   炭酸  0.2 0.03        
マンガン 0.14 0.00              
アルミニウム <0.05 0.00             蒸発残留物 1.23g
合計 406       1141     成分総計 1.83g
(平成16年5月31日)

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