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●新穂高温泉「水明館佳留萱山荘」  
    
    

【泉質】単純温泉と炭酸水素塩泉の2種類、源泉は3本所有

【泉温】単純温泉55.8度 炭酸水素塩泉80.3度と87.4度 【湧出量】計1110リットル   

【住所】岐阜県吉城郡上宝村神坂 電話0578−9−2801 平湯バスターミナルから新穂高温泉行きの濃飛バスで佳留萱バス停下車すぐ

【浴槽】男女別内湯、露天(コンヨク&女性用)、貸切風呂×3

佳留萱山荘の外観

【日帰り入浴の営業時間と休業日】9時から15時 

【入浴料】800円 (貸切風呂は30分間で1人1500円〜2000円) 【公式サイト】http://www.karukaya.co.jp/

 日本秘湯を守る会の冬期平日キャンペーンを利用して1泊1人8500円(税別)の格安料金で宿泊した。各部屋にあるらしい旅人ノートに「全部のお風呂に入った」と書いている人が何人かいたので私たちも全部入ろうということになる。

貸切風呂「夢をいつまでもの湯」

 まず向かったのは貸切風呂の「夢をいつまでもの湯」。貸切風呂のカギはフロントで借りる。客室にあった説明では脱衣所と浴槽が回転するというのだが、文章で読んでもいまいちピンと来ない。行ってみて納得。回転するのは脱衣所ではなくて、脱衣所の棚だった。浴槽が回転するというのは入ってみてもよく分からない。浴槽は2重になっている。遊園地のコーヒーカップみたいな造りかとおもって真ん中の丸いテーブル状の部分を回そうとしたものの、ウンともスンとも動かない。そのうち、浴槽の縁にある取っ手を引っ張ると内側の浴槽が回ることが分かり、グルグル回して遊ぶ。う〜ん、子供には楽しいかもしれないけど展望もないので私にはそれほど魅力がない。お湯は無色透明で細かい茶色の湯の花がたくさん混じっていた。ここは炭酸水素塩泉。外来入浴は1500円。

この浴槽は2重になっていて内側の浴槽が回転する

 カギをフロントで返し、こんどはバスタオルを借りてコンヨク露天に行く。宿泊客は部屋にあるのとは別のバスタオルを貸してくれるのだ。まず、女性用の露天「山桜の湯」で脱衣所をつかう。ここは浴槽が2つ。ちょうど桜の季節なので、名前通りに山桜の花びらが湯面に浮かんでいて風流。ただし、周囲は塀で張り巡らされているので、展望はほぼゼロ。掛け湯のスペースがあってボディシャンプーがあるので体も洗おうと思えば可能。掛け湯はかなりぬるかった。貸切露天には洗面器以外の備品はない。

女性用の露天風呂
女性用の露天風呂。緑ののれんからコンヨクに行ける

 混浴露天の「かるかやの湯」には「山桜の湯」からのれんをくぐってドアを開ければ直行できる。すぐ脇は男性用の脱衣所。

混浴の露天風呂  こちらの露天風呂はとにかく広い。お湯は単純温泉。無色透明で個性が感じられないものの、辺りは岩が配されていて野性的な感じだ。遠くに新穂高ロープウェイや槍ヶ岳もみえる。開放感満点。こっちに入ると、もう女性用の露天風呂に入る気はしなくなっちゃう。広いから、カップルやおばちゃんの団体、一人旅の男性などがそれぞれ自分のスペースをみつけてくつろいでいる。混浴といってもそんなに気にならないので、ここまで来たのだったらぜひチャレンジを。ちなみに男性用脱衣所近くから入ったら予想以上に深くて熱かった。真ん中よりも奥の部分は滝状の湯口もあるのにぬるめ。左手の奥は洞窟風呂のようになっている。 
混浴の大露天風呂。それほど気にならないので女性もぜひ!

 フロントでバスタオルを返して貸切風呂「望槍釜の湯」のカギを借りた。ここは貸切風呂の中では1番新しいらしく、客室の書く浴室配置図には後から描き加えたあとがあった。文字通りの釜風呂が2つある。大きい方の釜風呂の手前側に腰掛けると、ちょうど窓から槍ヶ岳がみえるようになっていて、天気がよければカップルにはお勧め。ここも単純温泉だそう。浴槽回りの床は茶色く染まっている。小さい方の釜風呂があることには出る時になって初めて気付いたぐらい。眺望はほとんどない。この貸切風呂は単純温泉で外来入浴は2000円。

貸切風呂「望槍釜の湯」
窓の目隠しの上に槍ヶ岳などが一望できる
貸切風呂「かじかの湯」  最後に「かじかの湯」に向かう。蒲田川のほとりにあるワイルドな露天。浴槽の底は砂利状。川の上流には槍ヶ岳も見える。ここの温泉では1番自然を身近に感じられた。雪解け水と前日の大雨で川の流れも勢いがよく、「極楽」といいながらまったりする。3カ所の貸切風呂の中ではここが1番気に入り、次の日もチェックアウト前にここで入浴した。外来入浴は1800円。泉質は不明(女将さんに尋ねたところ「支配人でないと確認できない」とのことで、支配人に聞こうと思いながらそのまま忘れてしまった)。 
蒲田川と一体化したかのような「かじかの湯」。手前が浴槽

 夕食後、ひとやすみしてから体と髪を洗いに内湯へ。ここは炭酸水素塩泉で「かるかや温泉3号泉」の掲示がある。「夢をいつまでもの湯」には「かるかや温泉1号泉」の分析書があった。単純温泉の分析書はどこでも見かけなかった。内湯はちょっとガッカリ。どこまでも普通なのだ。これまで野趣あふれる露天に入りまくりだったので、ちょっとものたりない。露天では体と髪を洗いにくいので、洗い専門と割り切ればいいか。カランは4カ所。みんな同じことを考えているらしく、1時は8人ぐらいの入浴客が押し寄せてカランは順番待ちになった。 お湯はもちろん掛け流し。奥の岩組みから投入され、浴槽の縁全面からひたひたとあふれている。(2004年4月)

かるかや温泉1号泉=「夢をいつまでもの湯」 炭酸水素塩泉 80.3度(使用位置42度) 毎分240リットル 成分総計1.577g(ナトリウム304.2mg、カルシウム34.7mg、炭酸水素707.8mg、塩素122.9ミリグラムなど)

かるかや温泉3号泉=「内湯」 炭酸水素塩泉 87.4度(使用位置42度) 毎分191リットル 成分総計1.698g(ナトリウム364.6mg、炭酸水素716.8mg、塩素164.8mgなど) 

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