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●高湯温泉「旅館玉子湯」   
   
   

【泉質】硫黄泉(含石膏明礬硫化水素泉)

【泉温】不明(内湯の仙気の湯は47.8度でpH2.7)

【住所】福島市町庭坂字高湯7 電話(024)591−1171 福島駅西口から高湯行きのバスで40分くらい。玉子湯バス停で下車すると目の前。

【浴槽】内湯が本館の中に男女各2。湯小屋の中にも内湯「玉子湯」が男女各1。露天は女2、男1。 

旅館玉子湯の外観

【営業時間と定休日】日帰りは午前10時半から午後3時。原則として毎週水曜日は午後1時から午後3時。(2003年4月は毎週月曜)

【入浴料】500円  【公式サイト】http://www.naf.co.jp/tamagoyu/

瀬音

 明治元年創業の由緒ある旅館。藁葺きの湯小屋の写真ばかり見ていたので、立派で大きな外観にびっくり。フロントで500円を払い、貴重品を預ける。大浴場(内湯)は清掃中とのことで、エレベーターで1階に降り、まず露天風呂の偵察。サンダルに履きかえるところに「玉子湯は清掃中でご利用になれません」と出ていた。

 女性専用露天の「瀬音」へ。四角い木製の浴槽に丸太をくりぬいて樋のように渡してあり、白い硫黄泉が注いでいる。回りは残雪で、反射する日差がまぶしい。湯には細かい湯の花が舞っている。独占状態でまったりした。カラン、備品、ロッカーはない。

女性用露天風呂の「瀬音」

 お次はもう少し奥にある別の露天へ。「天翔の湯」と「天渓の湯」があり、男女日替わり?で使っているようだ。パンフレットなどをみるかぎり、私の入った「天渓の湯」の方が広そう。こちらは脱衣所に扉がなく、目隠しのようになっているだけで、本館の建物の立派さと対称的に素朴な作りだ。当然、脱衣所にはロッカーはなく脱衣カゴがあるだけ。浴場と脱衣所の間にも扉はない。浴槽は大き目の岩風呂。熱めの湯が岩肌を伝って注ぎ、源泉の通り道はクリーム色の硫黄成分がこびりついている。「瀬音」よりも開放感があり、少しぬるめでのんびりとできた。ここもカランなどはない。

天渓の湯
「天渓の湯」。奥に見える目隠しの向こうは「瀬音」

 男女の露天風呂を通りすぎた左手奥には2002年秋に出来た足湯もある。玉子湯はまだ清掃中だったので、今度は本館1階の内湯「仙気の湯」へ。こちらも独占状態。木製の浴槽に白濁の湯。絶対的な評価だとなかなかいいお湯だと思うけど、雰囲気では雪見の露天風呂にはかなわない。内湯にはカランがあり、備品も完備しているけどロッカーはない。

玉子湯  最後に玉子湯へ。お湯を抜いて掃除をした後で、湯船のお湯がまだいっぱいになっていなかったけど構わず入ってしまった。この湯小屋のつくりは創業当時から変わっていないという。脱衣所浴場の間に境はない。数人入ればいっぱいの小さな浴槽があるだけなんだけど、木のぬくもりのせいか落ち着ける空間だった。創業当時をしのばせる素朴で趣のあるところが気に入った。
玉子湯の女湯。

 パンフレットによると、この旅館の温泉はすべて源泉のまま水も熱も加えていないとのこと。飲泉用のカップはどこにも置いてなかったけど、ちょっと味見したらかなり酸っぱかった。聞いたところだと源泉は3本あるそうだけど、内湯の「仙気の湯」以外では分析表は掲示されていなかったので詳細は不明。

 あちこちのお風呂に入ってのんびりさせてもらったので、ここで食事をして行こうと思ってフロントで尋ねたら、「日帰り入浴の方の館内ご利用時間は1時間となっていますので、ご利用いただけません」と断られてしまった。(入館時にはそんな説明を受けなかった。)客には困っていないらしい。ここは泊まりで来てゆっくりするところだと思う。(2003年4月)

玉子湯の外観
玉子湯の外観。左側が女湯

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