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●西山温泉「温泉下ノ湯」
   
   
西山温泉「温泉下ノ湯」外観【源泉名】下の湯    【泉質】塩化物泉 

【泉温】69.6度(浴槽44度)   【湧出量】不明  【pH】6.8

【住所】福島県河沼郡柳津町五畳敷下の湯44  電話0241−43−2021 

【浴槽】混浴内湯    【営業時間】未確認  

【温泉利用状況】 掲示なし(現地の状況から判断すれば加水なし、加温なしのかけ流し) 

右側は熱くて入れず。底が湯花で白くなっている

【入浴料】400円 

 滝の湯の先の川べりで車をとめ、つり橋を歩いて渡って訪問する。このつり橋、一歩踏み出してしばらくしてから揺れが来る。時間差の揺れが気持ち悪い。しかし、そんなことを行ってられない時空が川向こうにはあるのだ。

 「温泉下ノ湯」と看板が出ていなかったら100%田舎の民家。ガラッと戸を開けると廊下の向こうはコタツの茶の間。女将さん?に入浴をお願いし、先客がいるので待たせてもらうことにした。しばらくしてからご主人がコタツに入っていることに気づく。いや〜微動だにしていなかったので家具の一部と化していて、全く気づかなかった。待っているうちにお茶をご馳走になる。田舎のおばあちゃんちに遊びに行った感覚で、なんだかとても懐かしい気分だ。もともと温泉旅館だったのが、今では宿泊は受け入れていないらしい。

源泉を冷ます工夫がされている

 脱衣所は横長の変則的な形。浴室と廊下が先にありきで、脱衣所はその間にはめ込んだかのような感じだ。浴室への入り口の上には古い木製の成分表が掲示されていて歴史を感じさせる。

 浴槽は真ん中で2つに区切られている。写真で手前側の部分は白い湯花がゴロゴロしているのだが、とにかく熱い。47度もあっては入ることができず、奥の湯花がない部分に入る。温度の調整は原始的な方法で行っている。源泉はいったん小さなマスに注がれ、そこから緑色のホースで浴槽(熱めの部分)に投入されている。浴槽真ん中の仕切りが上部で10センチほど切れていて、そこからぬるめの部分に湯が入ってくるのだ。ぬるめの部分でも44度ある。

古い成分表

 飲泉用のカップが湯口のところに置いてあり、新鮮な源泉は香ばしい硫黄臭に混じって揮発系のアブラ臭を感じた。塩化物泉らしさを感じる部分といえば、まろやか感かな。とにかく西山温泉は一軒ずつ個性あふれる湯ばかりで、塩化物泉の奥深さをあらためて感じた。(2008年4月)  

      

       

      

陽イオン mg/kg 陰イオン mg/kg   非解離成分 メタケイ酸  155.7mg
ナトリウム 1639 フッ素 1.2   メタホウ酸 112.1mg
カリウム 199.6 塩素 2224   メタ亜ヒ酸 0.6mg
マグネシウム 2.6 硫酸 290.9   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 128.6mg
カルシウム 31.1 炭酸水素 556.0   遊離硫化水素 1.7mg
アルミニウム 0.4 炭酸 0.0    
マンガン 0.4 水硫 0.9   成分総計 5352mg
鉄(U)  0.1 臭素  4.0     蒸発残留物 4878mg
リチウム 2.2 ヨウ素 0.5
合計 1875 合計 3078  
(平成5年10月30日)

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