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●西山温泉「老沢温泉旅館」
   
   
西山温泉「老沢温泉旅館」外観【源泉名】 老沢の湯    【泉質】塩化物泉 

【泉温】65.4度(浴槽55度)   【湧出量】不明  【pH】6.6

【住所】福島県河沼郡柳津町五畳敷字老沢114  電話0241−43−2014 

【浴槽】混浴内湯(浴槽3)    

【日帰り入浴の営業時間】未確認   

シャワーはもちろんカランすらない

【温泉利用状況】 掲示なし(現地の状況から判断すれば加水なし、加温なしのかけ流し)

【入浴料】400円 

 年季の入った木造2階建ての外観に地味な玄関。左上に「老沢温泉旅館」という木製の板が掲示されているだけで、ほとんど商売っ気がない。中に入ると人気(ひとけ)もない。ズカズカ上がり込んで入浴をお願いする。

 浴場は階段を降りていったところにある。壁には「これでもか」というほど大量のカレンダーがかけられている。その合間に分析表がちんまりと掲示してあった。

突き当たりが温泉神社

 脱衣所と浴室は男女一緒で衝立、目隠しの類は一切ない。女性にはかなり難易度が高い。先客がいたら待つしかなさそう。私たちは最初から最後まで独占状態で利用できた。

 浴場の戸を開けると同時に「うぉ〜」と声にならない声が出る。一番奥は「温泉神社」が奉られていて、その手前にはほぼ同じ大きさの長方形のコンクリート浴槽が3つならび、床はところどころ茶色く染まっている。怪しさの中に神々しさがある。奥会津の温泉を紹介する小冊子「ゆき湯」によると、老沢の湯の起源は古事記の時代までさかのぼるっていうんだから、知られざる日本最古湯のひとつなのかもしれない。

床の染まり具合がいい感じ

 源泉は温泉神社の左手から引いてきている。溝をつたってきた源泉の投入量を各浴槽ごとに調節することで、温度を調節している。奥の浴槽から手前に向かってぬるくなってきている。まず、手前の浴槽で肌ならし。43度台。欲室内が薄暗いせいか浴槽の内部が黒いのか、中が暗くて湯の本来の色が分からない。うっすらと塩味とダシ風味がきいていて味は良い。

 中の浴槽は44度台。床が窓の方に向かって下がっているのか、浴槽が斜めになっているような感覚だ。一番奥の浴槽は46度近くあり、入ると一気に汗が噴き出した。この一番熱い浴槽には白い湯花が少量確認できた。源泉の溝は象牙色のクリーム状になっているのだが、投入量を調節するための石(?)で流入が妨げられている様子で、当然ながら一番ぬるい浴槽では湯花はよく分からなかった。(2008年4月)

投入量の調節は源泉を引く溝に置いた障害物で調節している。左が一番手前のぬるい浴槽、右が一番熱い浴槽

  

陽イオン mg/kg 陰イオン mg/kg   非解離成分 メタケイ酸  106.4mg
ナトリウム 1377 フッ素 0.9   メタホウ酸 92.0mg
カリウム 188.3 塩素 1837   メタ亜ヒ酸 0.6mg
マグネシウム 2.6 硫酸 290.0   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 206.9mg
カルシウム 44.6 炭酸水素 565.2   遊離硫化水素 1.6mg
アルミニウム 0.4 炭酸 0.0    
マンガン 0.8 水硫 0.6   成分総計 4722mg
鉄(U)  0.1 臭素  3.6     蒸発残留物 4121mg
リチウム 1.9 ヨウ素 0.4
合計 1615 合計 2698  
(平成5年10月30日)

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