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| ●台湾・烏来温泉「露天公共浴池」 | ||||||||
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烏来に行く人は、地下鉄の南の終点新店からバスに乗る人がほとんどらしい。このバスは台北の中心地が始発なのだが、途中の交通渋滞を考えると、できるだけ遠くまで地下鉄で行ってから乗った方が時間の節約になるからだ。新店の地下鉄駅は改札を出てたところに観光案内所があり、そのドアに「バスはこの裏側から出ます。バスには番号が書いていないので「烏来」の漢字で認識してください」というような張り紙があった。
バスは頻繁に走っている様子。台北から乗る人は少ないのか、新店の駅前にやってきたバスはがらがら。あっという間にほぼ満席になる。平日の午後早い時間で、ざっと見たところ行楽客と周辺住民が半々といった感じだ。台北からは70元、新店からは40元。バスが烏来に近づくと、川の対岸に目指す公共露天風呂があるのが目に入ってくる。天気が悪いのに人が多い。ま、濡れるんだから雨が降っていても同じか。 バスターミナルは温泉街の手前にあり、バスを降りて川を渡り温泉街の一本道を進む。道の両側にはみやげ物や入浴施設がずらり。烏来はもともと原住民タイヤル族が住んでいたところで、竹筒に入ったご飯や山菜などの名物料理も多いらしい。雨のせいか温泉街のしっとりした佇まいはなかなか雰囲気があってよろしい。「温泉」の文字が入った赤提灯を店先に吊るしているみやげ物屋なんて、日本よりも日本風だ。 さらにもうひとつ橋を渡り、右手に進んだところにある「伊豆温泉会館」という旅館のあたりから階段を下りて川べりを進んだところが露天風呂。ここは水着着用で、簡単な個室の更衣室もある。水着姿ながら手前の浴槽では石鹸やシャンプーで体や髪を洗っている人がいるのが不思議な光景だ。
まず、一帯をぶらぶらしてみる。源泉はかなり熱いみたいで、上の方の浴槽には「入るな」という表示があり、そこからオーバーフローした下の浴槽はいい塩梅の湯加減になっている。浴槽は5つくらいあったかな。川岸だけじゃなく、川の中にも浴槽があるし、川の中からもお湯は沸いていて、うっすらと湯気が上がっている。川の中で泳いでいる人がいるのは以前「鉄腕DASH」で見たのと同じだ(違う人みたいだった)。 川から一番遠い一段高くなったところにはシートで囲まれた一角があり、荷物預かりをしているらしい。その脇では水着姿の人が水筒の飲み物を飲んで何か食べている。水着での温泉入浴がピクニックを兼ねている様子だ。不思議な気分になってくる。 せっかく水着を持参したのだから私も着替える。荷物は川べりの柵に引っ掛けて、さてぬるめの湯を浴びるかと思ったら、近くにいたおっさんが「あっち」と指をさす。水着での露天風呂入浴とはいえ、入浴前のかけ湯は洗い用の浴槽でやるらしい。石鹸まみれの人に混じって何回もかけ湯をすると、そのおっさんは満足そうにうなずいた。
手前の浴槽はちょうどいい湯加減。お湯は無色透明で、少しすべすべするかな程度の浴感。平日の昼間だというのに子供の遊び場となっていて、浮き輪やらおもちゃやらを持った子供があたりでしぶきを上げながら飛び回っている。お風呂に入っているという感じは皆無だ。台湾の温泉も最近は水着で入るスパが人気だと聞いてはいるが、かなりディープな共同浴場を回ってしまうと、どうも水着で入るお風呂は物足りない。Tシャツ姿のまま入っている人も多いし。 そんなわけで他の施設のお風呂にも入ろうかと思ったのだが、烏来は入浴物価が高い。、しょぼい貸切風呂で200元、露天などのある大きな浴場だと400元前後する。どこの評判がいいか予習していなかったし、時間的な余裕もあまりなかったので結局、どこにも寄らず台北に戻ってしまった。せっかく行ったのにもったいないことをした。(2007年6月) |
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