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●ベトナム・タンタン温泉(Thanh Tan Mineral Water Resort, Vietnam)
      
      
タンタン温泉の入口 入場料を払うとくれる札  フエ郊外の田園地帯にある一大温泉パーク。団体客用のバスやバンが多数停まっている。ゲートを入って右側の建物で入浴券を購入する。簡単な英語が通じて5万ドン(当時のレートで約350円)。入場券、パンフレットと手首につける輪ゴム付の小さな札を渡された。すぐ先の入口で入場券を渡して半券をもらう。
ゲート(左)外にはバスが数台、内部にはバンがいっぱい停まっていた。入場料を払うと渡される札(右)は帰るときに回収される。

 もらったパンフレットによると、タンタンブランドのミネラルウォーターもあるようで、ここはいわばベトナムのエヴィアンといったところだろうか(ただし、泉質はヴィッテルに似ているそうだ)。古くから知られていたが、最初に温泉水を調査したのはフランス人で1928年のことだったという。

 広い公園のようなところで、通路の両脇は庭園のようになっている。その先には東屋風のレストランもあった。どのように進めばいいのかわからず、傍らにいた白衣(ちょっと場違いな感じ)の女性にチケットと手首の札を見せたら、もっと奥だと指を指す。そのままずんずんと進んでいくと、小川のようなところで水着姿の男女が湯浴みしているのがみえてきた。ここらしい。 

ベトナム人の湯浴み風景
人工の温泉川で湯浴みするベトナム人たちはTシャツ姿だった

 デスクにいた係りらしい男性が私を手招きし、手首の札に切れ目を入れた。更衣室はそこらへんにある緑色の部屋を使うらしい。ここはタオルやサンダルの貸し出しはなく(というか聞けばあるのだろうが、料金込みで向こうから差し出してくれるようなサービスはなかった)、両方とも持参してよかった。しかしロッカーもないので手回り品を持って歩かないといけないのが面倒だ。

泉源? それでも小川にはところどころ屋根があり、梁の部分が出っ張っているので、そこに荷物を掛けておくところができる。好みの湯温の場所を探してさまよっていると、どうしてもベトナム人よりも上流に陣取ることになる。なかなかいい湯加減だ。お湯は微妙に濁っている。
ここが泉源らしい。周りは柵が張り巡らされ近づけないようになっている

 立ち入り禁止の泉源あたりは無色透明に見えるので、お湯の酸化なのか汚れなのかよく分からない。源泉は68度で、それから下流に行くとSummer 44度と書いてあった。夏のような暑さだということなんだろうか。もちろん、このあたりは誰もいない。私が陣取ったのは42度ぐらいかな。かすかに硫黄臭を感じた。もっとも濃厚なミーアン温泉のあとだったら、どこでも物足りなく感じるに違いない。

 この日は肌寒くて気温は15度ぐらいに感じた。ベトナムの人たちは水着姿で毛糸の帽子をかぶったり、見物している人の中にはすげ笠をかぶってダウンジャケットを着ていたりするのがなんとも奇妙な光景だ。入浴姿は、若者になるほど水着姿が多く、年齢が高めだとTシャツに短パン姿が優勢のようだ。

プール
ドーナツ型のプールは家族連れが多かった

 小川で遊んだあと、ドーナツ型のプールに行ってみる。ここの入口で手首の札の2とかかれたところにハサミで切れ目を入れられた。ここはプールだけあってぬるい。滑り台で遊んでいる子供たちは楽しそうだけど、これじゃ温泉という感じはしない。手首の札には3という部分もあったので、それがどこか尋ねたら、プールの隣にあるウォータースライダーだった。こっちはほぼ水。ちらっと触っただけで、一番温泉らしい小川に戻った。

ウォータースライダー  帰りはまた緑色の小屋で着替えた。シャワーがないので、あるいはどこかにあったのかもしれないが、仕組みが分からなかった。ここも敷地は広大で、その中に庭園、温泉、プール、コテージなどが散在している。どこかに日帰り客が使えるシャワーもありそうだ。「日本の温泉」と同等のものに期待していくとガッカリする可能性もあるが、ベトナム人の温泉の楽しみ方を肌で感じることができ、貴重な体験をさせてもらった。私が行ったのは土曜日で、コテージに泊まっている人もかなりいた。日曜日はもっと込むそう。(2005年3月)
ウォータースライダー付きのプール

(資料編)

住所:Thanh Tan Mineral Water Convalescence Resort Phong Son Commune, Phong Son Commune, Phong Dien District, Thua Thien Hue Province, Vietnam 電話(054)553192 公式ホームページはhttp://www.thanhtan.com/ フエの中心地から北西に約35キロ。車で1時間余り。人数が集まればフエの安宿ビンジュオンが温泉ツアーを催行している。ビンジュオンに泊まっていない人も参加可能。

入浴料:5万ドン(小川状の温泉&プール&ウォータースライダーを利用できる)。敷地内にレストランはあるが、水着やタオルなどのレンタル、営業時間については未確認。

陽イオン mg/kg   陰イオン mg/kg   非解離成分 メタケイ酸    70mg
ナトリウム 45   炭酸水素 232        
カリウム 8   フッ素 1.5        
カルシウム 160   硝酸 0.2        
マンガン 14   硫酸 405        
0.05   塩素 34   成分総計   860mg

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