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| ●台湾・蘇澳温泉「蘇澳冷泉公園」 | ||||||||||
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水着でプールだけじゃつまらないので、個人池(貸切風呂)に入りたいことを告げる。手持ちの資料には2人で利用しても同じ料金で、プールも1人分の利用料が入っていると出ていたのだが、聞いてみると1人なら200元、2人なら300元と言われた。この時点で夫は入るのをやめて時間をつぶしに去っていった。
個人池があるのは一番奥。プールの脇を通って進む。プールは階段を1階分ほど降りたところにあり、小学校にあるようなプールよりもはるかに広い。ちょうど雨はやんでいたものの、連日の豪雨がたたったのか、それとも朝早いせいか、プールにはまだ誰もいない。プールの傍らに水着や浮き輪を売る店があり、店員が所在なさげに座っていた。階段を下りて縁まで行くと、底に敷き詰められた石の間からポコポコと源泉が沸いているのが見え、なぜか嬉しくなる。 プールの対岸には中国語と日本語で蘇澳冷泉の由来を示す碑がある。これによると、昔は有毒と思われていたこの炭酸泉を日本人の竹中信景が飲料水として利用を始め、1916年に日本で開かれた万博ではこの冷泉を利用したラムネが銀賞を受賞したとか。台湾の温泉は日本人とのかかわりが強いところが多い。
園内は拡張というか個人池を増やすのか、なにやら工事中。工事作業をしている人の間を縫って個人池の管理室みたいなところにたどり着き、チケットを渡すと個室風呂に案内してくれる。利用時間は40分間。 炭酸ガスを逃すため、浴槽近くの壁はルーバー状のまどになっていて、換気が保たれている。洗い場にはベンチ状の細い長椅子とプラスチックの手桶、壁に棚があるだけ。時間制限があっても壁に時計があるわけではないので、自分で時間を確認する必要がある。 個室風呂の浴槽も底は白い小石が敷き詰めてある。真ん中からから泡がポコポコ上がってきているので、足元湧出だ!と一瞬喜んだ。見ていると同じところからず〜っと一定感覚で泡が上ってくるので、人工的に演出している様子。ただ、たまに浴槽のあちこちで変則的に泡が立ち上ってくるので、こっちは本物だろう。浴槽からはかなりの勢いで源泉があふれている。投入量は多そう。浴槽は2人でちょうどいいくらいの大きさだ。
手桶で浴びる源泉は22度。う〜冷たい。そろりそろりと足を入れる。体があっという間にアワアワになる。入った瞬間は冷やっこい感じで体が縮こまるが、慣れてくると体の内側から熱が出てくるような感じで、不思議と冷たさを感じない。むしろ爽快だ。出たり入ったりしながら冷たい源泉の感触を楽しんでいるうち、あっという間に30分ほどたってしまった。 帰り際のプールにはようやく客が来て2人組みの親子連れが水着に着替えたところだった。野外プールでもいちおう屋根上のものが一部を覆っているので、日焼けが気になる人でも大丈夫そうだ。荷物を預けるコインロッカー、脱衣所、シャワーは完備している。プールだけだと大人70元、子ども40元だ。(2007年6月) |
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