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●台湾・陽明山温泉「前山公園女公共浴池」
       
       
前山公園女公共浴池外観
女公共浴室の外観
 陽明山は台北駅前からバスで40、50分で行ける台北っ子の憩いの場。週末はハイキングに出かける人が多い。東京から高尾山に行くよりも気軽に行ける場所なのに、硫黄泉や鉄泉など何種類かの温泉が湧いているし、箱根の大涌谷みたいな地獄はあるし、温泉好きにはたまらない場所だ。

 前山温泉公共浴池は男湯と女湯が別々の建物に分かれていて、道1本というか池1つ隔てたところにある。外からみた感じだと男湯のほうが大きそうだ。無料の公共浴場だと聞いていたのに、入口右手には駅の切符売り場みたいな感じで人がいるのであせってしまった。ただの監視員なのだろうか。

入口。右手に受付のような窓口あり

建物に入って左手に靴を脱ぐところがあり、その先はすぐに浴場。浴槽はすぐそこにある。このような台湾式の公共浴場に入ったのは初めてで知らなかったのだが、このように無料で入れるような古くからある公共浴場には、そもそも脱衣所というものが存在しない。洗い場の壁に申し訳程度のスチール棚があるだけだ。コインロッカーなんていうものはない。

 身体を洗っている人のしぶきを浴びながら服を脱ぎ、あいている棚に荷物を入れる。日曜日とあって大混雑。決して広くない浴場に20人近くの女性がひしめき合っている。手桶があるので掛け湯をする。結構熱い。わずかに白濁していて、正統派の?硫黄の臭いがする。浴槽は3つに分かれていて、真ん中の浴槽が一番熱く感じた。

 このような共同浴場での入浴マナーは日本よりも厳格。タオルを浴槽につけないことはもちろん、浴槽内で肌をこするのもご法度だそうだ。もちろん髪の毛が浴槽の湯につくなんて問題外。私はそれほど髪が長くないのだが、一部の人の心配そうな視線が注がれているような気がした。

男公共浴池はハスの花の向こう(左)。入口は反対側にある(右)

 私が行ったときはジモティ度100%。北投の瀧乃湯と違って建物に趣があるわけでもなく、観光客は多くなさそう。浴場内でくつろぐ場所はほとんどなく、靴を脱ぐ場所にベンチ状の部分がある程度。ただし熱気と湿気がすごいので、皆さん建物の外のあずまやで休憩していた。ミニマムな施設ながら、トイレもある。

 オープンは民国73年なので1984年。浴槽の面積は19.5平方メートル、硫黄泉で今日の温度は42度、pHは8と掲示されていた。利用時間は5時から11時と13時から19時で昼の時間帯は清掃時間。月曜の12時以降も清掃時間で閉鎖されるらしい。(2007年6月)


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