らくだジャーナルTOPアジアの温泉目次>ベトナム・キンボイ温泉「Vリゾート」
     
●ベトナム・キンボイ温泉「Vリゾート」(Vresort, Kim Boi Hot Spring, Vietnam)
   
   
 ハノイから車で1時間も行くと、中国の桂林みたいな岩山が見えてくる。それよりも陸のハロン湾といったほうがいいだろうか。3月初めのこの季節はちょうど田植えの時期らしい。平地は水田、斜面は茶畑が続く。「キンボイ温泉へようこそ!」という看板を見てからも10分はこうした田舎の道を進む。突然、車がが停まったと思ったら、左側にVリゾートの入口があった。予想していたほどリゾートっぽくない。小型バスとバンが数台停まっていた。
入口は割と地味目であまりリゾートしていない

 ゲートを入って右側に受付のような小屋があったが、そこにいた人たちはホテル棟のフロントに私を案内してくれた。流暢な英語でシステムの説明を受ける。日帰り入浴は8万9000ドン(当時のレートで600円強)。温泉風呂はなく、プールとサウナのみだという。タオルと1ソフトドリンクつき。敷地内を自由に歩き回ることもできると地図をくれた。広大な敷地があるらしい。

 プールは野外と屋内の2つあり、両方とも温泉を使っているものの野外プールは純粋なプールとして使用しているので冷めた温泉で冷たい。かなり肌寒い日だったので、野外プールで泳いでいる人は誰もいない。わずかにプールサイドのデッキチェアで西洋人のカップルが読書しているだけだ。

屋内プールの外観は自然と調和した感じ

 必然的に屋内プールへ向かう。入口で靴をぬいでサンダルを貸してもらう。ドアを開けるなり、ムッとした熱気が押し寄せてきた。プール小屋自体は全然リゾートという感じはしない。屋根なんかはちょっと厚めトタン板を使いましたって感じ。天井も低く、水滴がポタポタと落ちてくる。プールはひょうたん型で、なぜかみんな右手に集まっていて左手のふくらみには一人もいない。

 更衣室はごくシンプル。右手にあるスチールのロッカー、空いているのは鍵のかからないのだけ。奥にあるシャワーブースが更衣室兼用らしいので、そこで着替える。ビニールのカーテンしかないのでちょっと心もとないが、女性しか見かけないから大丈夫なんだろう。それにしてもプールの周りに更衣室は1つだけ。男性用の更衣室はないし、そもそもプールにいるのは幼児を別にすれば女性だけ。男性用のプールは別にあるのだろうか。分からないことばかりながら水着に着替え、貴重品だけをウォータープルーフのポーチに入れ、残りは壊れたロッカーに入れた。
屋内プールの深めの部分

 人のいない左手(更衣室からみると右手)にあるデッキチェアにタオルとポーチを置き、プールに入る。深い! なんでこっちに人がいないか、ようやく分かった。170センチ近くある私が爪先立ちしても足が着かないのだ。泳ぐしかない。みていると、先客はあまり泳ぎがうまくない。みんな浅いほうでバシャバシャやっているのだが5カキぐらいすると立ち上がってしまう。都市部で育った人たちは、泳ぎが苦手なのかな。子供は浮き輪をしている。

 それにしても浴感のない湯だ。温かいのだが、温泉という気がしない。込み合っている浅いほうはチェックできなかったが、深いほうには壁の2カ所から温かい湯が注入されている。プールがぬるめだったので、その注入口に陣取り、プールの縁につかまってじっとしていること10分ほど。こんな温泉の入り方をしたのは、もちろん初めてだ。 

浅い部分は家族連れなどでにぎわっている

 着替えてから野外のプールサイドにコーラを持ってきてもらって飲んだ。ここも敷地内にコテージが散在していて、ホテル棟とコテージと好きなほうで滞在できるようだ。私はハノイから日帰りできたけど、もうちょっと気温の高い時期にゆっくり滞在すれば、また印象も違うのかなと思った。93年7月にできたばかりで施設はきれいだし、言葉が通じない人も含めてスタッフは親切だった。

 あとでフロントに聞いて分かったのだが、プールは男女別に分かれているわけじゃなく、たまたま私の行った日が国連の定めた国際婦人デーだったためだそう。源泉は36−38度。地図を見ても旅行会社でもハノイの南西となっているのに、公式パンフレットに「ハノイの北西58キロ」と出ているのが不思議だ。あと、このリゾートは新しいので、ハノイの旅行会社でも知らない人がいた。(2005年3月)
屋外プールはリゾートの雰囲気たっぷり

(資料編)

住所:VRESORT, Kim Duc, Vinh Tien, Kim Boi, Hoa Binh 電話(018)871−523 ハノイ事務所は 202 Ba Trieu St. Hanoi 電話(04)9−436−877 ホームページはhttp://www.vresort.com.vn/アクセスは車でハノイから2時間ぐらい。

入浴料:8万9000ドンでサンダル、タオルのレンタル付き。1ソフトドリンク・サービス。レストランもある。営業時間は未確認。


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