らくだジャーナルTOPアジアの温泉目次>韓国・海雲台温泉「青風湯」
       
●韓国・海雲台温泉「青風湯」
     
     

 記念すべき韓国での第一湯。夫が何年も前に観光案内所で入手した地図に出ていた。「青風湯」という名称から入浴施設に間違いないとみて、観光案内所で聞いてみた。案内所の女性は「普通はグランドホテルのお風呂に行くんですよ。青風湯は古くからあるアカスリ専門みたいなところだし、日本語は通じませんよ」と、あんまり勧めたくない様子。「ってことは、アカスリだけで温泉はないんですか?」と突っ込んだら、「いちおうあります」というので、詳しい場所を聞いて行くことにした。ちなみに現在配布している地図にはこの青風湯は載っていない。それに、今は青風湯という名称じゃないかもしれないのだが、確認のしようがないのでここでは「青風湯」のままにしておく。

 マリオット・ホテルの西側の道をまっすぐに行くと道路が高架になり始めた辺りの右側、サムスンのショールームの隣に青風湯はある。建物の外側にはハングルしか書いていなくて、ホンモノの青風湯か分からなかったけど、ビルの1階に入ったら、入浴券売り場らしきところがあった。

青風湯の裏側外観
青風湯の外観。青風湯というよりも青波湯という感じの絵が目印。この右側にサムスンがある

 入浴券売り場はメピョソという。3500ウォン(約350円)。入浴券と一緒に貸しタオル、小さな石鹸、1回分の袋入りシャンプーが付いて来る。身振りで「階段を上に上れ」と言っているらしいので階段で2階に。ドアに女性の絵が書いてあるので、間違えようがない。入り口にいた女性に入浴券を渡して脱衣所に入った。ロッカーは好きなところを使える(健康ランド系は入り口でロッカーのカギをもらう仕組みなので好きなところは使えない)。

入浴券売り場

 脱衣所は20人ぐらいが着替えたり、おしゃべりしたり、ゴロゴロしたりと、くつろぎの場になっていた。地元住民専用といった雰囲気に酔いしれながら浴場へ。裸で入る海外の温泉は初めてだ。ロッカーのカギは、手首につける人と足首につける人と半々ぐらい。そのためか手首につけるとゴムがちょっと緩めだ。メインの浴槽は2つ。約3メートル四方の浴槽は42度ぐらいだろうか。もう1つはもう少し小さくてもっと熱い浴槽で、私は足をつけるのがやっとだった。熱い浴槽にじっとつかっている人や真ん中で仁王立ちしてゆらゆらと左右に揺れている人がいがいてびっくり。韓国の人は熱い湯が好きなのかな。

1階の入浴券売り場。日本語も英語も通じない

 午後3時ぐらいで入浴客は40人ぐらい。湯は無色無臭だけど、ちょっとなめてみたら塩辛い。海のような味がした。温泉の味をみている私をみて、高温の浴槽で左右に揺れている人が何かいいながら首を振った。きっと「ダメダメ、口に入れるもんじゃないよ」とか言ってるんだろう。

 ふとみたら下着姿の女性が2人歩きまわっている。アカスリの人だった。1人はアントニオ猪木みたいな黒パンいっちょう、もう1人はベージュ系のブラと花柄のパンティ。アカスリ用のベッドは2つある。それでなくても、入浴客はみんな自分用のアカスリを持ち込んで全身をこすっている。顔までこすっている人がいる。痛そう。20数ヵ所あるカランは「おす」なんて日本語の表示がある。洗い場では歯を磨いてる人が多かった。どうやら韓国ではお風呂で歯を磨くのが普通らしい。口をすすいだ湯が足に押し寄せてくるとあまりいい気はしないけど、郷に入れば郷に従えということで、あんまり気にしないようにする。

 よく温まる湯で、上がったあともポカポカしてなかなか汗がひかない。入り口脇に分析表らしいものが掲示してあった。それによると、たぶん泉源は地下120メートル。泉温は53度。泉質は判読不明だけど食塩泉でしょう。

 青風湯のビルには入り口が2つあり、私が入ったのは裏口だった。 メインの入り口前には駐車場がある。ツアーバスが止まっていて、入浴を終えた韓国人の女性が三々五々バスに戻って行くところだった。てっきり地元住民100%だと思っていたけど違うみたい。でも、外国人観光客はそれほどいないと思う。施設よりも泉質だという人にはお勧めの穴場。ただし日本語は一切通じない。営業時間や定休日などは言葉が通じず未確認。住所、電話番号も不明。

女湯入口
女湯の入り口。脱衣所、浴場ともに大混雑で内部は写真を撮るどころではない

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