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ニャチャンの北西に75キロのところに温泉があると聞き、具体的な情報はないままに出かけてみた。ベトナム南部ではDの音はYと発音するのでDoc Myと書いてヨックミーと読む。そのままドックミーと読んだら「それは北の読み方だ」と注意されてしまった。かつては別の国だったというのも納得してしまうぐらい、南部と北部で違いがあるのがベトナムだ。 |
| 手前の浴槽とその隣は熱くい。奥に見える大きな池がいい湯加減 |
ニャチャンを出てからは南北を結ぶハイウエーを北に進む。山を1つ越えたら、右手に海が見えてきた。網を打って漁をしている人たちが見える。幹線道路だけあって、大型トラックやバスが多い。サトウキビを積んだ大型トラックを何台も追い越した。大きく反対車線にはみ出し、一気に何台ものトラックを追い抜いていくのでこっちは気が気じゃない。
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1時間ほどで本線を離れて西への道に入っていく。線路を渡ってさらに進む。こっちは幹線道路じゃにから大型トラックは少ない。一体こんなところに温泉なんてあるんだろうか。そのうち建物が増えてきて、あちこちにDuc Myと書いてあるのが目に入った。このあたりがヨックミーの町らしい。市場を見かけてからさらに10分、家々がとぎれて潅木が茂っているあたり、道路から数十メートル離れた小屋がヨックミー温泉の管理小屋だった。ニャチャンから2時間余りで到着した。
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| 上の写真の反対側(池の向こう)から撮るとこんな感じ。入りたかった… |
そこのオヤジさんにベトナム語で「温泉」という言葉を見せるとうなずいて、付いて来いというしぐさ。ついていったら、目の前に大きな池が広がった。これは露天風呂というよりも野天風呂かな。さわってみると確かに温かい。ちょうどいい湯加減だ。オヤジさんは池の周りをぐるりと回り、一番奥の高くなっているところまで私を連れて行った。なるほど、ここから源泉が湧いているようで、露天風呂風の浴槽が作られている。ただし、ホカホカと湯気を上げる湯は70−80度はありそうな熱さ。触って「アチチ…」と手を引っ込めたらオヤジさんと近くにいた子供たちに笑われてしまった。この浴槽からあふれた湯が大きな池にそそぐとちょうどいい湯温まで冷めているらしい。
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野趣あふれる温泉に狂喜乱舞したくなった。しかし、脱衣所・更衣室らしい小屋は斜めに板が打ち付けてある。オヤジさんに水着を見せたり、「風呂に入る」とか「私の趣味は温泉に入ることです」というベトナム語を見せたのだが、ノーと言われてしまった。なんで? 納得できない。ベトナム語会話長と身振り手振りで尋ねたら、工事中らしいということが分かった。でも、今現在は誰も作業をしていない。食い下がったけど結局、入浴はかなわなかった。いつなら入れるのか聞いたら6月だという。私は3カ月早く行き過ぎたみたいだ。というわけで工事終了後に行くとまったく違うリゾートになっているかもしれない。(2005年3月) |
| 日本のどこかの露天風呂といってもバレそうにない |
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