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●下風呂温泉「長谷旅館」
  
  

【源泉名】下風呂(大湯2号) 【泉質】含石膏−食塩硫化水素泉

【泉温】60.5度(気温17度) 【湧出量】不明  【pH】3.0

【住所】青森県むつ市風浦村下風呂75 電話0175−36−2221 下風呂温泉バス停前。 

【温泉利用状況】掛け流し

【浴槽】内湯    

【日帰り入浴の営業時間】10時から15時   【入浴料】300円

 井上靖が小説「海峡」のラストを執筆したことで知られる老舗旅館。毎年出ている「北東北日帰り温泉」という本の読者特典で無料入浴させていただく。昼過ぎに行ったのだが、ちょうど男女浴槽ともお湯を抜いて掃除をしたあとということで、先に掃除が終わった男湯に入ってくださいと言われた。

 浴室に入ったら窓が開いていて、外の国道279道を自転車の少年が通り過ぎていくところだった。その向こうは灰色に濁った海が見える。なるほど文学者の好みそうなところだな。

 お湯は予想していたほど、というかほとんど濁っていない。汲んで間もないせいだろうか。緑色がかった透明の湯に見える。細かい白い湯の花が浮いている。硫黄の臭い漂う湯は、最初酸っぱくてあとから苦味が舌にジワッと広がった。

 お湯は熱い。左手にある石を積み上げたところにある湯口近くで実測44度ある。右手には水の蛇口があり、熱かったら加水したうえで水を止めてから上がるようにとの注意書きがあった。湯口から一番遠くて実測42〜43度。う〜ん、夏場の熱い湯は苦手なんだけど、この湯は熱くて正解だと思う。

こっちは女湯

 帰り際に女性用の浴室も見学させてもらった。階段を少し下りた奥にある。浴槽は男性用よりも1回り以上小ぶり(男湯に入れてなんとなく得した気分になった)。湯口や床にはこびりついたパウダー状の硫黄は男湯よりも目立つ。珍しく建物の外観写真を撮るのを忘れてしまった。(2006年7月)  

陽イオン mg/kg mval%   陰イオン mg/kg mval%   非解離成分 メタケイ酸  131.9mg
水素 3.229 5.19   塩素 1722 78.62     メタホウ酸 237.7mg
カリウム 92.00 3.81   硫酸 634.0 21.37        
ナトリウム 909.7 64.10   ヒドロ燐酸 0.251 0.01        
アンモニウム 2.323 0.21   チオ硫酸 0.022 0.00        
カルシウム 204.3 16.51   ヒドロヒ酸 0.0011 0.00   溶存ガス成分 遊離二酸化炭素 215.29mg
マグネシウム 63.27 8.43             遊離硫化水素 33.91mg
フェロ 6.309 0.37                
アルミニウム 4.406 0.79                
マンガン 10.01 0.59                
0.001 0.00             成分総計 4271mg
合計 1296       2356          
(昭和50年4月2日)

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