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| ●古遠部温泉 | ||||||||||||||||||||||
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【入浴料】260円 1人泊で訪れた。宿泊客は津軽湯の沢駅から送迎してもらえる。駅から5キロ余りだろうか。途中、冬の降雪期に道の目印となるポールがあちこち立っていて、このあたりはかなり雪が降るんだろうなと思う。思っていた以上に山の中にある。気の弱そうな犬がやる気なさそうに尻尾を振ってお出迎えしてくれた。
6畳の部屋は最初から布団が敷いてあった。お茶の道具は座卓の上に用意されている。テレビもあるのだが、BSはともかく地上波は白黒で、画像は原型をとどめていない。「電波の関係でこれ以上よく映りません」と紙が貼ってあった。質素ながら、必要なものはちゃんとそろっている。トイレはボットン式。窓の外は浴室から捨てられた湯が流れていくのが見える。周囲は黄土色に盛り固まっている。
浴室に入っただけで金気臭を感じる。お湯は緑・灰が混ざったところに黄土色を少し入れたような色合い。湯口の湯をすくってなめてみると炭酸+軽い塩味の中に甘みもある複雑な味がした。浴感はキシキシ系。床の洪水はヒタヒタなんてもんじゃなく深さ5センチぐらいあるところも。床には複雑な流れができていて、浴槽からあふれ出た湯が「まだ、出て行きたくない!」と駄々をこねているかのよう。独占状態のときに、洪水状態の床にトドのように寝そべっていて、ふと『このまま一晩ここにいようか』などと思ってしまった。シャンプーや石鹸といったものは一切ない。
1軒宿なので周囲には店もなく、ブラブラ散歩するぐらいしかやることない。夜ご飯は5時すぎに部屋まで呼びに来てくれた。食堂に入ったら、1人分の食事が用意されているだけ。ほかの宿泊客は湯治客で自炊しているそうだ。ご飯は質・量ともに満足いくもので、岩魚の塩焼きとてんぷらは後で熱々のを持って来てくれた。温泉旅館の焼き魚とてんぷらは冷たいもの、よくて生ぬるいものと諦めていたので嬉しかった。女性にはちょっと量が多い気もした。朝ごはんは7時すぎ。やはり部屋まで呼びにきてくれた。とくに珍しいものがあるわけじゃないのだが、おいしく頂いた。チェックインのときに布団が敷いてあったから、チェックアウトまでそのままだろうと荷物を広げていたら、朝食中に布団を片付けてくれていたので、ちょっとあせった。
なお、昨年(2004年)は過去20年で初めてクマを見かけたそうなので、駅から歩いて行こうなんていう人はくれぐれも注意しましょう。ぜひまた泊まりで行きたい。1人泊は2食付税込みで7200円、2人以上なら1人同6900円。湯治なら1人泊2800円、2人泊2500円、3人以上2300円。自炊料金にはテレビ、ガス、水道、電気を含むが布団は1日700円。冬期暖房費は別は(2005年9月)
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